左の頬
犬と串「左の頬」初日開幕戦を観劇。
上演時間は、約100分。
平日にもかかわらず、けっこう席が埋まってました。
会場のシアター風姿花伝は、初訪問だったけど、目白駅からバスで案外すんなり行けました。
支離滅裂なところもあるけど、それが犬と串の持ち味。自分のツボにはまるシーンが多くて、気持ちがいい。微妙な懐かしさ、微妙なアナログ感、微妙な下ネタ。微妙な作り込み方の調整ぶり。
制服を着てない「とこ様」こと二階堂曈子さんの演技を、初めて観たことになると思います。ダンスの動きはいまさら論じるまでもないけど、目力に引き込まれる。他のキャストも、そのとこ様の振付で踊る。彼女とダブル主演を務める劇団員の鈴木アメリさんのはじけっぷりは、他の女優にはできない、彼女ならではの狂い方。男性キャストが結構男っぽかったからかもしれないけど、そんな弾けたアメリさんが色っぽくも見えて。
この不条理な内容の芝居を、もし自分の周囲に当てはめるとしたら…と思うと、日頃自分が抱えているいろんな疲れが取れる…かも。
21日までのロングラン公演なので気が向いた方はぜし!また観に来てくださいと言われたけど、少しでも興味を持った方に1人でも多く観ていただければと個人的に思います。