堀江貴文の是非

賛否両論ありますが、筆者のコメントを述べます。
新しいことを起こすことに関しては天才なんだなと思います。好奇心の旺盛そうなところは素直に尊敬できます。しかし、組織を預かるということの重さをわかってないというか、モラルに欠けているというか、認識が甘かったのだと思います。会社は、社会から人とかお金をとかを預かって、で、人の生活がかかるわけです。法を踏み外してしまえば、泣くのは、弱い立場の人です。横のつながりのない会社だとかいう報道を信じれば、「仲よしサークル」的なやり方のまま、企業としての経営のしかたというか、企業風土というのをちゃんと作ってこなかったわけで、それがひいては遵法精神の欠如を招いたんでしょう。どこの会社でも粉飾決算はあるだろうとかいう人もいます。でも、まともな会社であれば、しかるべきところでブレーキがかかるべきです。超えてはいけないものを超えたがために、つぶれた大企業は過去にもあるのです。

きな臭い会社に投資しようがしまいが、そのへんは自己責任です。でも、ウソの情報で投資を募るのは詐欺です。個人的にはこれまでの会社のやり方に疑問を感じてきましたが、それ以前の問題です。

「起業家」として一定の評価はしますが、「企業家」としては万死に値すると思います。何か提言するわけではありませんが、今回の件は起こるべくして起こったと思っています。

氏を持ち上げてきたマスコミも同じ穴のムジナなわけですが、マスコミ論は別の機会に…。