こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

昨日のような経緯もあって、いかにスペイン坂でエアチェックをするかということを考えた結果、それなりの環境を整備することに。ラジオの公開放送には現場での「録音禁止」を要求しているところもあるけど、それはあくまで現場音声の生録の禁止であって、エアの録音については個人の自由という解釈をしている。もっとも、スペイン坂などはどっちも禁止してないが。なので、まず、秋葉原に出てラジオと録音機を接続するためのケーブルを買う。そして、UDXの木製の床のあたりに座って、うちから持ってきたいくつかのラジオの受信試験を実施。ここで意外にも検討したのは、携帯電話+イヤホンマイクの環境。音質(F特とかダイナミック感)は普通のラジオにやや劣るが、ザッ、ザッというノイズがけっこう少ない。公開放送の観覧はスペースが限られているわけで、ロッドアンテナを伸ばせるとも限らない。そういう状況を考えれば、多少音質が劣っても、利便性を取りたい。ただし、携帯電話のラジオ機能を使うにあたっては、電話としての電波はオフ(いわゆる電波OFFモード)にしないといけない。着信を防ぐためでもあるが、定常的にもラジオの受信音にノイズが飛び込むので、放送を録音するのであれば音質的な配慮でそうしたいところ。

で、そのUDXにて、14時からAKB48のレコ発イベントが始まる。正式に入場する客は95 %以上が♂であり、しかもいかにもいつも行っていそうな熱心な方々が多い。Tシャツとか、法被とか。一方、小生はあくまで通りすがりとして観覧。90 %くらいは♂だが、それは10 %が♀ということだ。年齢層も、よく見ると幅広い。1時間半程度のステージで、いつもホームグラウンドの劇場でやっている公演よりも時間が長いようだ。普段は別々に活動しているというAチームとKチームが、初めて同じステージに立ったのだという。どれだけAとKのメンバがからんだかは、トーシロである小生にはわからなかったが、無料のイベントのわりには気合いが入っていたと思う。もっとも、口パク率は高かったように聞こえたが。で、アンコールの声が沸こうかというとき、TGSKこと劇場支配人の戸賀崎氏がモップをかけながら登場。いろいろサツアイしていたが、一部聞き取りにくかったり、あるいは今度値上げをする趣旨みたいなことを言っていた。アンコールも終わって、いったんUDXをあとにする。

そのあとは、某家電量販店で小生がいつも使っている携帯音楽プレーヤに接続するラジオ兼リモコンを購入。一見ただのリモコンなのだが、裏側が金属製のクリップになっていて、これがアンテナの働きをしているようだ。それについて、AKB48のイベント前と同様の条件で受信試験をしたところ、総合的にはもっとも秀逸であるという結果となった。音質は普通のラジオよりやや劣るものの、ザッ、ザッというノイズがほとんど聞こえない。スペイン坂でもこの受信状態であれば、迷わずこれだ。こんなにコンパクトなシステムなのに、ここまでいい性能が出るなんて、にわかに信じがたい。高周波の技術というものは、通信機のみならず、こうしたレガシーなアナログ放送受信機の分野でも、進歩をしてるのだなぁ。携帯電話のイヤホンマイクは、常時接続しているわけもないし、常時持ち歩いているわけでもない。しかしこの携帯音楽プレーヤ専用リモコン兼ラジオは、いつも持ち歩いてもほとんど邪魔にならない。なかなか強力な味方になりそうだ。

で、帰りの電車の中で爆睡し、最寄り駅に帰着。ここで、改めて受信試験。すると、先ほどとはどんでん返しの結果。ラジオはやっぱりラジオだということだ。普通のラジオのほうが安定した受信状態になる。普通のラジオはロッドアンテナがきっちり電波をとらえてくれる。一方普通でないラジオはアンテナをかばわないとザッ、ザッというノイズが入る。加えて、ラジオに化けた携帯音楽プレーヤは、受信入力レベルが下がると音声出力を絞るようになっていて、フェージングのような聞こえ方になる。携帯音楽プレーヤはやれ「耳に悪い」と言われがちなわけで、ある意味「守り」の設計思想だと思う。日本国内向けならともかく、この携帯音楽プレーヤは世界中で販売されてるわけで、国によっては「訴訟社会」な文化圏もあろう。周波数帯も切り替え式になっていたり、放送以外の一般の電波の受信が禁止されている国があることも明記されていたりするくらいだ。いわゆるRRと言われる国際条約の無線通信規則では確かに禁止を求めているけど、求めている相手は各国の主管庁であり、一般国民に対してではない。日本の電波法で禁止されていない以上、小市民は日本国内では気にすることはない。話が横道にそれたが、UDXで受信試験した際に携帯音楽プレーヤからノイズが聞こえなかったのは、無線機としての性能のよさによるものでなく、瞬間的に受信出力が絞られたからかもしれない。ちゃんとした密閉型のヘッドフォンで聴取したわけでないので、あり得ないことはなさそうだ。どのみち、最終評価は「現地」で行うしかない。あと、旅行先での保存目的のエアチェックを目的とする場合は、送信所からの距離などから勘で判断するしかない。できれば普通のラジオを持っていきたいところだが。まぁ、実験も大事だけど、実戦もしたいのが本音。メロン記念日などがらみで、現地録音ができるチャンス、いつ来るんでしょうねぇ…。