コンデンサヘッドフォンで試聴いろいろ
- BOHBO No. 5、サザンオールスターズ
- きのう書いたが、きょうはカップリング曲について。ブルーライトヨコハマは打ち込みっぽい音が目立つサウンドだが、音づくりが丁寧で、バランスがよくとれている。コンデンサヘッドフォンで聴くと、音が広がった感じでいい。リンゴ追分はアレンジが濃厚かつシンプルであり、桑坊のヴォーカル含めて音の質感がいい。
- エーゲ海 相田翔子&飯田圭織 DVD
- きょうの日記でも触れたDVD。音楽作品ではないが、コンデンサヘッドフォンだとBGMが美しく聞こえる。もっとも、質感のある演奏はそれなりの音だし、手を抜いたかのような打ち込みサウンドもそれなりに聞こえる。なかなか聴く機会のない相田翔子さんの曲も1曲BGMとして聴くことができるが、イキフン的にはいい。スタジオ収録のコメンタリーの声と、ロケ収録の声と、マイクの音がまったく違うことがよくわかる。
- 塔の中の王妃、篠崎和子
- とにかくクラシック曲のハープの演奏。たった1つの楽器のはずなのに、音の広がりがすごいし、繊細なニュアンスが伝わってくる。ハープのことを知らない筆者がプレイヤーの手の動きを想像してしまうくらいに濃いものを聴かせてくれる。聴いてていい意味で眠くなる。
- てぃだ 〜太陽・風ぬ想い〜、夏川りみ
- これも、いい意味で眠くなる。彼女の作品が胎教にいいなどと言われ始める前に買ったものだが、コンデンサヘッドフォンで初めて聴いて、その意味が今わかった。繊細でつややかな歌の表現力はもちろん、サウンドの造りが丁寧で、打ち込みが多いはずなのに、あらゆる音が心地よく聞こえるように計算され尽くしてるようだ。CDを買ってから今まで気付かないでいた世界に出会えた感じだ。いろんな音楽をこのヘッドフォンで聴き直したくなった。
- オンナ、哀しい、オトナ、セクシーオトナジャン
- 今年のハロプロシャッフルユニットのCDについては、1曲ずつコメントする。ベテランなはずの高橋諭一氏のアレンジなのだが、音像がぼやけまくってるというのか、ホーンや打楽器がいろんな方向から不自然に聞こえてきて、まるでカラオケ屋で聞いてるような感じだ。しっとりした曲なのに、ヴォーカルも含めて乾燥した作りで、ハロヲタ以外にはアピールできない。ハロプロの曲には丁寧に仕上げられた曲もあるのだが、この曲はそうではなく、大量生産のハロプロ楽曲のうちのただの1曲にしかなり得ないと思う。
- 印象派 ルノアールのように、エレジーズ
- このコンデンサヘッドフォンで聴いてはいけない。テレビで初めて聴いたときは、スピード感のあるアレンジに聞こえて印象がよかったが、固い音ばかり鳴らして音圧を稼いでいるようで、音源どうしがけんかをしているようで耳が疲れるのだ。いかにも鈴木Daichiクォリティ。
- 人知れず 胸を奏でる 夜の秋、プリプリピンク
- ハロプロの初期を飾った*1面々が集まっているのだが、アレンジも前嶋康明氏ということでまさに原点回帰と言える意気込みだ。音楽的なバランスはいいのだが、マスタリングがまずいのか、ヴォーカルの質感がどこかでスポイルされてるような気がする。つんちゃんがバックコーラスでからみすぎてるのも気になる。このメンバだったら、無駄なかっこつけはしない方がいい作品になると思うのだが。
*1:いや、今でも飾ってるが。