ジゴロウへの思い
ジゴロウとペパーが消えても、黒幕やご意見番、ほか出演者が変わるわけでなし、サクサクという番組の本質は次週以降何も変わらないことだろう。なので、筆者もサクサカーをやめる予定は現状ない。でも、ジゴロウのグッズを持ち歩いている人を見ることによって、多くの人たちが親近感を感じあったり、あるいは友達なんかになったりしたような、そういうつながりは今後起こるのだろうか。ジゴロウなどをあしらった、子供がかいた絵から大人の撮った写真などの画像が番組に投稿されて、笑ったり癒されたり、そういうほのぼのとしたものがすべて消えてなくなってしまうことになるのか。隣の人もきっとサクサカー?たかが番組のキャラクタかもしれないが、引退の仕方として正しいのか。これを生み出したDice-k-express氏や増田のおばちゃんは、事実悲しんでいる。大切な作品である、増田ジゴロウが、こんな形で消されようとしている。自分の子供を殺されるのと一緒じゃん。「元老院議会」は、事の重大さをわかっているのか。
今後Dice-k氏は、自分のサイトでジゴロウのマンガを発表したり、ジゴロウグッズを売っていくようだ。「増田ジゴロウ」には、正直番組に戻ってきてほしいが、生みの親の元で自由になってくれてもいいと思う。純粋に氏の作品として、東京都三鷹市出身の(黒幕のシンボルとしての)ジゴロウでなく、原作どおり埼玉県熊谷市出身のジゴロウとして。自分の作品なんだから、堂々とやってほしい。そして、「元老院議会」ことtvk上層部には、あらゆる苦言を呈したいが、ここではテレビ業界全体に警鐘を鳴らしたい。この業界、やれコピーワンスだのDRMだのうるさくてたまらないが、こういうことに必死な人たちにとっての著作権というものに対する認識は、よりよい作品を生み出し作者に報いエンドユーザに還元するなどといった崇高な理念でも何でもなくて、利権のボツタクリでしかないんですね。こういう形で、作者やファンをつぶすような「ビジネスモデル」では、育つべきものも育たず、絶対しっぺ返しを食らいますよ。地域密着型のテレビ局がこんなことをしたのが正直ショックだ。これは「他山の石」だと考えてもらわなくてはいけない。