劇団□字ック第3回本公演 「燦々」
「燦々」は「さんざん」と読みます。いったいこの王子小劇場に何度足を運んでいるのでしょう。明日も観劇したのですがメインの感想は本日付で。
落ち目の歌手の地方公演が控えてるところの楽屋裏のストーリー、しかし、その歌手は劇中ではもっぱら「本人」と呼ばれ、劇中では直接登場しません。狂気に満ちた極端な役どころのキャストによる芝居でしたが、むしろおかしな日常の凝縮だったようにも思えます。自分が「充実」するってどういうことだろう。仕事、人、あるいは、普段はタブー視されるような分野、すべてにおいて、どん欲に求めればいいんじゃないかという後味でした。
目当ての神岡磨奈は51歳のスポンサーさんという設定(本人談)。昔のバスガイドみたいなお姿と口調でした。唯一の常識人に見えました。ぬいぐるみハンターの竹田有希子さんが出てたようですが、当日パンフを紛失したため、何の役かわからんくなってもぉた。
29日の終演後は神岡さんによく似た男装アイドルさんが、自分の舞台のチケットを売りに来ておりました。30日は神岡さんは終演後、役のまんまでお見送り。「本人」のサインなどを贈呈いただきました。いつか、この洒落を、どこかで、返したいです。