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こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

ワーサルシアター プロデュース vol. 1 つぶやくGirl's

Twitterを活用して、我々一般人が考えた台詞が盛り込まれる、という斬新な手法で作られた芝居。そんなんで芝居が成立するのかと疑問に思いながら参戦したわけですが、公演後半になって、その謎は解けました。それらの台詞は、三好絵梨香演じるアダルトな感じの「リリカ」、村上東奈演じる熱血系「ノゾミ」、そして仙石みなみ演じる妹系「コバト」の3人が、いや人間ではありません、3つのbotがしゃべるのでした。Botなので、人間のかける言葉と微妙にかみ合っていたり、いなかったりするわけで、そのことが芝居のおもしろさの鍵となっていました。空間ゼリーのつぼふみこと坪田文と深寅芥のおなじみコンビが作り出す芝居でしたが、趣が今までと全く異なりました。

それらののbotに、1人ずつ人間が対峙して話が進むのですが、人間の喜怒哀楽の演技が非常に濃かったのがまず印象的でした。特に今村優が演じる日本語教師が寂しく30歳を迎えたというくだりに、胸が詰まる思いがしました。

Botを演じる3人は、人間でないことを明確にする意味からか、づら着用でした。それは、アフタートークショーでも守られてました。客席が四方からステージを囲むレイアウトでして、特に、仙石演じる「コバト」があり得ないくらいの距離に。3人の本来の持ち味を引き出すような台詞が厳選されており、盛り上がりました。

筆者は9/11の1回目、9/12の全3回、計4回鑑賞したのですが、全公演にアフタートークショーがあったとのこと。どのみち、筆者はトークショーも4回聞いたことになります。司会のつぼふみがトークショーの主役だった気がするのは気のせいでしょうか。つぼふみはbotの3人とこれまでいくつか芝居をやってきていますが、みーここと仙石については、今まで「みーこが出てた」(=役になりきれてなかった)ことが気になってたそうですが、今回はだいぶ頑張ってくれたかのような趣旨の発言をしてました。唯一の男性役者だった木村延生は、楽屋に鏡がなかったそうで、気の毒でした。

フライヤーやアンケート用紙に混じって、台詞を投稿した人のTwitterのID一覧が謝辞として印刷された紙が入っていました。投稿した台詞がこのように使われるとわかっていたらその趣旨に合ったものを投稿したのですが、知る由もありません。でも、これはダイナミックな芝居です。アンケート用紙にも台詞を投稿する欄がありまして、なんと、千秋楽の1つ前のアンケート用紙で投稿した台詞が、出血大サービスモードか、9/12の3回目、千秋楽で採用されました。読んだのは村上演じる「ノゾミ」。まさに、参加型の演劇でした。

物販は、空間ゼリーのチケットだけで、パンフとか写真とか円盤とかは売ってませんでした。

結局、この小さな劇場で、斬新でおもしろい芸術を楽しめました。小さな劇場から、演劇界に大きな大きな足跡を刻んだと思います。個人的にもいい成果が残せましたし、そして、みーこの台詞がずっと自分の中をぐるぐるしてたりしました…。