こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

散歩道楽2009夏 「すこし離れて、そこに居て」(4公演見て)

結局、8/7〜8/9の間、4公演を観劇しました。7日のアフタートークショーの際(id:shocknin:20090807:p1)に、太田氏が「修正」していくと言ったように、細かい言い回しは1回ずつ変えてる感じでした。ただし、未完成なものを完成させていくというようないい加減な趣旨ではなく、アドリブの範疇な感じがしました。いちばんベテランの名取幸政が、いちばんそういう変化をつけてた感じがします。どこまでが演出で、どこまでが本人のアドリブかは、よくわかりません。

DVD収録が8/8だったので、心なしか8/9が砕けて見えました。特に千秋楽。会場も広めで、収録してることにあとで気付いたくらい。池袋のシアターグリーンよりは、座りやすいです。

2時間の公演中、「所々」見せ場がありました。特に、散歩道楽所属の女優(ヒルタ街、川原万季)に存在感がありました。菊池美里はもともと、ああいう天然キャラなののかなぁ?メロン記念日から出演した柴田あゆみの役は、他の役者にない清涼感のある役であると同時に、妖しさを持ち合わせてました。同じくメロンの大谷雅恵の役は、台詞が少なく、ジェスチャーや表情での演技が結構重要。ふすまを背にして探って開けるような仕草とか、力から技の演技にシフトしかけている感じでした。メロンから出演した2人は、これまでのメロンありきの芝居と比較し、いい意味で普通の役を与えられており、一歩踏み出た演技ができてたと思いますが、少なくとも「ロック化計画」の間は(って、いつまで?)、新たな芝居出演は遠慮してほしいのが、メロンヲタとしての本音です。

1回見ただけでは点と線がつながっていない部分が多々ありましたが、4回見てなんとなく95パーセントくらいはつながった気がします。とは言いながら、この芝居が伝えたいこととか、テーマみたいなものは、あんまり理解できなかった気がします。ハッピーエンドじゃないというか、豆腐店の店主が、すべてを失って終わってしまって、家族しか残らなくて。では、最後に支えてくれるのは結局家族なのだとかいう、そういった家族愛がテーマなのだろうかというと、う〜ん、一歩足りないといった感じ。アンケートは、時間のあった8/9マチネのときだけ記入。そこに、感想をまとめてどーんと書きました。次回、散歩道楽の芝居を見に行くかと聞かれると、う〜んといったところです。筆者にはやや難しい芝居だったかもしれません。