こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

現場へ…とその前に

この日の夜のハロ☆プロ オンステージ!のチケットを、不本意な形で処分してでも、ここに行く必要があった。メンランことメンズショップランジェリーの、突然の解散公演である。で、都心に向かう道中まで、昼のハロ☆プロのチケット入手を試みたが、あきらめることに。となると、時間ができてしまったので、いったん帰宅し、手紙をしたためる。

で、渋谷に。できることなら、ここにこういう形で来たくなかったのだが、最後を見届けねば。入場し、フライヤーを見る。前回のメンランへの参戦時(id:shocknin:20070118#p1)にはなかった、アンケートなどが入っている。うん、これらがないとメンランじゃないのよ。一方、今回復活公演となるSTONE CUTTERのメッセージを見る。またやってみたくなった、でも、マイペースにゆる〜くやっていくとのこと。もしかしたらメンランも同じように、やりたくなったらまた復活してほしいし、あるいは名前とか形とかを変えて、また楽しいことを用意してくれるのでないかという、暗示にも見えた。

convertible baby car

1組目ということで、比較的若手なのかと思っていたが、なかなかいい演奏だった。ギターの鳴り分け、キーボードの彩りが、ちょうどいい感じ。CDは買わなかったが、次見る機会があればもっとじっくり聴きたい。そうそう、花が咲くような形の振り付け、しっかりやりゃーした。ステージ上の人が自身にとって右(下手)に傾いたとき、客にはどっちに傾いてほしいんでしょうね?多くの客は左(下手)だったのだが、小生は普段の習性でどうしても右(上手)に傾いてしまった。

Love∞Limited

convertible baby carとほぼ同様の感想。オーディエンスを巻き込んだ趣向としては、一部のフレーズを一緒に歌うことだったかな。なかなか声が出にくくて、1オクターブ下を歌った気が。コーラスパートは下の音を。1人はサポートミュージシャンだったようだが、音のバランスがよく、余計な音がないわりに彩りがいい感じ。

メンズショップランジェリー

まんなからへんの客には、本人らがメンランポンポンと称するおなじみ棒状のバルーン(ハロプロ的には「応援スティック」)が渡されている。前のほうの客にはないのかと思ったら、ステージに登場したメンバから手渡された。ふくらませてある状態だ。企画者のSTONE CUTTERの了解を得て、曲数多めの卒業式。はっきり言って、CD化されていなくて曲の一部の「試聴」しかできない曲や、それすらできないライブ専用の曲が多い。そんな中、やっと「好きな曲」が固まりつつあるところだったわけで、正直切ない。最後は、もう、全身のパワーをこのメンランポンポンでぶちまけるしかない。ドラムを叩くように16分音符を連打したり、こすり合わせて微妙な音を出したりで、ときにはメンバをつついたりで、体で感じたままを表現。合わせて歌うとこでは、音程を外したかも。ギターのhanaに合わせて腕を回したり。(周囲にぶつからない程度には遠慮して。)泣いても笑っても、これで最後。恥ずかしいなんて思ってはいられない。公式っぽい撮影や記念撮影の人も見受けられるが、自分的にはどうぞ撮ってくださいませという感じ。こんなTシャツ(謎)だけど。メンランが解散の理由を「語り尽くせない」というように、小生もメンランのどこが好きかを語り尽くすことはできない。でも、ここで、できる形で、燃え尽きて、そして感謝の意を表したかった、それだけのことである。今回小生がした「応援」が、この現場でどういう意味を持ったか、深く考えることは、意味がないと思う。メンランは、お祭りバンドである。自分に素直に楽しむことこそ、本人ら最大の願いだと、小生は考える。途中、脱退したドラムの吉野作造(自称)も乱入し、セレモニーに花を添えた。アンコールは2曲。終了。

STONE CUTTER

普段なら最後までちゃんと見るのだが、今回はこういう状況なので、メンランとのごあいさつにあてさせていただいた。ロビーで画面越しに見てましたので、どうぞお許しくださいませ。メンランポンポンで応援してた方も結構いりゃーしたね。メンランのスタッフの方に、小生の応援がすごかったことを指摘され、内心恥ずかしくなるが、おそらくスタッフは後方で見てたはず。最前、つまり遠くの客に目を配っていたことには、敬服。バルーンをたたんでくださり、思い出にお持ち帰りくださいと。あと、物販コーナーでは自分が知る限り表に出てこなかった、過去のコンピレーションアルバムを頼んでいたのだが、あらかじめ問い合わせていた上でここで受け取ることになっていたので、代金を支払う。ヴォーカルのばんゆうきから、無意識に受け取っていたのを忘れていたようで、あとから催促してしまい、突っ込まれる。
ベースの山口サブリナからも、応援ありがとうございますとごあいさつされる。趣味のパチスロの話などで談笑していて、解散というものの悲しさを感じさせなかった。ばんこはばんこで、趣味の猫の話などをする。猫は親子ではさすがにしないものの、きょうだい同士で生殖活動をするとのこと。上述のアルバムに、サインをいただく。ばんこは当時のメンバであるサブリナ、そしてタイコのおっさんこと吉野作造も呼んでくれて、3人のサイン。これを小生が買ったことをすごく喜んでくれたが、だったら物販コーナーで表に出せばいいのにとも思った。で、ばんこが強調してたのは、またどこかで会いましょうとのこと。小生が書いた手紙は、たぶん打ち上げの席で読みあげられたのだろう。

会場をあとに

メンランは、なんというか、好きなことをやってきたという感じ。義務だからやってるんじゃなくて、やりたいからやっている、でも、独りよがりじゃなくて、みんなで楽しめるものをやってくれる。真剣に音楽をやってきたのだろうけど、でも難しいことは考えないでやっている、そんな感じだろう。そんなうちに、語り尽くすことが難しいくらいの悩みを抱えたのかもしれない。でも、前向きな気持ちを持ってることは確かだ。であれば、まずは、肩の力を抜いてほしい。といっても、無意識に力んでいるのを自分でやめるのは難しい。そういう意味で、各メンバにはいい刺激に出会ってほしいな。

この場を借りて欲を言うなら、「音源」を世に出してほしかった。「音源を出してくれれば次のライブに行く」と言ってた気もするから。でもいまは、何も強制しない。メンランは終わっても、おいらと何かがつながっている気がするので。