日記

あすの旅のために購入した土・日きっぷを骨までしゃぶるべく、関東近郊の特急列車に乗りたくなり、伊豆急下田まで行って帰ってくることにする。行きは平凡な185系の踊り子号だが、混んでいる。しかし、伊東を過ぎると、かなりがらがらで、いわゆる空気輸送だ。しかし、いちばん腑に落ちなかったのは、定刻である13時16分を15分以上過ぎて伊豆急下田に到着したことだ。いや、遅れたこと自体が問題ではない。どう遅れたが問題なのだ。単線区間の行き違い、毎回「待つ」立場だったのだ。もともと、そんなに遅れていなかったのが、蓄積されていってしまったのだ。他の列車の遅れを最小限にするという作戦なのかもしれないが、だとすれば見事なハズレくじを引かされた形になる。いずれにせよ、小生は個人的には、伊豆急にいい印象を持つことができなかった。

伊豆急下田到着後、改札を出る。しかし、折り返しの列車までの時間は、予定より大幅に少なくなっている。現地の飲食店の利用はあきらめ、駅弁を購入。で、駅のベンチで昼食。わさびのきいた鯛のシースーは、なかなかいける。もっとも、量は少なめだ。で、やっぱしというか、小生が乗ってきた列車以外は、みな定刻運行している。14時発のスーパービュー踊り子号は、なかなかいい感じだ。窓がでかく、見晴らしがいい。しかし、そんな踊り子号において、小生はまたまたハズレくじを引いたことが判明した。すぐ横が窓と窓の間の柱だという、貴重な席なのだ。また、窓際席が取れなかった結果のB席なので、海に面した隣のA席に当然客が乗ってくる。そのA席の客は、後ろに家族がいるようなので、絶対にB席を取ったほうが行ったり来たりしやすかっただろうに。それに、外の景色も気にせず、新聞を読み始めるので、意図的と言うよりは、なんとなくこのA席を取ってしまったような感じだ。ここで普通なら、交換トレードでも申し込むところだが、睡眠不足を解消すべく、寝させていただいた。で、気づいたら品川周辺。すごく、静かに寝ることができた。こんな素晴らしい車両を、こういう「使い方」をするのはもったいないのかもしれないが、土・日きっぷの消化だと思えばむしろ得した気になるし、これもまたこのスーパービュー踊り子号の特長を体験したうちに入ると思うので、いいことにする。気持ちよく、東京駅に到着。

で、そのあとは、カレーで腹ごしらえし、ぎろっぽんへ移動。会場外には人が並んでいたが、どうも、開場が45分押しているらしい。

きゃんでぃ★といぼっくす

すごく明るくてわかりやすくて、演奏もいい。目当てのザ☆ボンを除いた初見の3組の中では、いちばん安心して聴けたバンドだと思う。関係者とおぼしきおばちゃんが開演前に飴ちゃんを配りまくっていたが、ギタリストのご母堂様で、本日がお誕生日だったとのこと。

Lemmy Crisis

いちばん目当ての客が多かったように見えた。客のぶつかり合いも激しかったが、ロックなんだからまぁいいのかなという感じ。

BH☆WONDER

ホーンセッションがあって、厚い音を奏でていた。ただ、各音の要素が際だっていたかと聞かれると、惜しい。ヴォーカルが埋もれてた感じ。磨けばいい音になるだろうに。

ザ☆ボン

本日の目当て。確か6回目の彼女らだ。まいこの奏でるベースの音をよく聴いてみると、ときたまビブラートがかかったりしてて、それがいい感じを出している。少ない楽器の編成で、最大限の表現をすべく知恵を絞っていることがよくわかった。他のバンドのファンの方々もいい感じでノってくれたので、はりきってしまった。ただ、1曲、どうしても聴いた覚えのない曲があって、迷った。でも、いい曲なので、楽しませていただいた。

終演後、ザ☆ボンに感想を言う。りんごにアンケートを渡し、そしてどうしてこんな激しい仕事（太鼓叩き）を笑顔でできるのかと聞いたところ、一瞬迷ったあと「好きだからかなぁ…。」と答えたのが印象的だった。これから、メジャーという未知の世界にこぎ出す4人だが、その気持ちをずっと持ち続けてほしいと願わずにはいれなかった。まいこには、ビブラートの感想を。かよっこには、上述の聴いた覚えのない曲について尋ねたところ、新曲（メジャーデビューシングル）のカップリング曲「ヒカリ」で、本邦初公開だったとのこと。どうりで、聴いた覚えがないわけだ。なかなか、期待できるぞ。りえとは1対1では話をしなかったが、フリーペーパーのことを話した。会場をあとにしようとしたとき、おそらくきゃんでぃ★といぼっくすのメンバで、小生が今日着ていたTシャツと同じのを買った人に声をかけられる。次回の現場で、会いましょう。なお、開場開演が押したのは、もう1組バンドが出るはずだったのが出なくなったからかなと思った。演奏時間とセッティング時間を足すとちょうど45分だからね。

明日、寝坊できないので、このへんで帰宅。