アメリカのデジタルTV
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060110/zooma238.htm
この記事で考えさせられるのは、まずアメリカと日本のDRMのあり方の違い。そして、放送と通信が今度どういう交点を持つのかということ。
アメリカって、権利問題にうるさいハリウッドを抱えているので、DRMにもうるさいのかと思いきや、個人がどう放送を見るかというのは基本的に制限していない感じ。個人を大事にし、個人を信頼する社会。
一方日本はがんじがらめのDRMで、「著作権保護」を免罪符にして視聴者の権利をないがしろに。ワンセグ受信機内蔵携帯や、あるいかラジオ内蔵携帯も、何かを恐れているように、録画・録音したものを端末に出せない始末。
いまは、Podcastを使えば、個人だって放送ができる。違いはまず内容やインフラの信頼性、そしてコンテンツの権利処理の問題。いま「放送」をする立場の人間とか、あるいは著作権とか芸能関連の圧力団体の方々には、ちゃんと意識してほしいわけで。アメリカと日本、いまは国民性の違いで説明がつくだろうけど、放送というのは視聴者にそっぽを向かれてはおしまいなのは、普遍的な事実であって。