海上無線通信士試験公式解答発表
先月末の総合無線通信士試験および海上無線通信士試験の問題と公式解答が発表されました。
結果、自分が受験した法規と英語は、おのおのの試験日にて帰宅後作成し、某有名サイトに晒した模範解答通りの解答で、つまりはその自己採点の結果通り、どちらも合格点。つまりマークミスがなく、電気通信術さえできていれば、合格になりそうです。講評を簡単に。
法規
100点満点で60点が合格点のところ、90点なので、合格。ほとんどは過去問をきちんと演習して復習していれば解答可能な問題。
- A-2
- 電波の利用状況調査などの問題は養成課程教科書の範囲外のようだが、この資格や1陸技の過去問にあるので、努力していればそれなりに報われたはず。
- A-3
- 対象機器は該当条文を見ても「法33条」の参照となっており直接的な記述になっていないが、結局は義務船舶局に備え付けるべき無線機器、つまり双方向無線電話何台とか、そのあたりの機器が対象。字面だけの暗記をしてる受験生がカモとなってしまう問題であり、本質的な理解を求める意味で重要な問題だ。
- A-4
- 過去問で見た覚えはないが、教科書をなにげに見てたうちにうろ覚えしたことから解答できた形。
- A-7
- 「船舶の責任者」がわかれば解答できるわけで、サービス問題。
- A-9
- 数字が迷わせてくれるが、頻出問題なので要注意。
- A-12
- 最近話題の海上保安庁の仕事をよく勉強しておきましょう。
- B-1
- 「主任無線従事者及び船舶局無線従事者証明に係るもの」という選択肢を見逃してしまったのが惜しい。ちゃんと覚えておくこと。
- B-3
- 電波の型式は制限されません。制限されることだけでなく、制限されないことを要整理。
- B-5
- 筆者のような電気通信事業関係の人間向きの問題なのに、2点しか取れず。逆に純粋なシーマンにとってはどうでもいい問題かもしれないが。
英語
文句なしの105点満点を獲得。英会話が7問中3問未満正解で足切りで、足切りされずかつ合計点が60点以上で合格。英会話は簡単だったが筆記問題のA問題の選択肢が選びにくく、時間をかけてしまった。
- QUESTION 3
- 4つの選択肢のうち、(4)だけまったく意味が違うわけで、これが答えだということは問題を聞く前から想像がつくはず。
- QUESTION 4
- Yachtがアメリカ式の「ヤット」という発音だった気がする。就職してからずっとイギリス英語しか聞いてこなかった筆者的には一瞬意味がわからんかったが、なんとか理解できた。
- QUESTION 5
- 法規の問題。受験生全員に5点のプレゼント。
- QUESTION 6
- 勉強不足なのか、where there are many rocksという回りくどい言い回しになじみがなく、where there areが聞きとれなくて迷ったが、前後関係より正解できた。
- A-6
- or, alternavelyの前後で場合が区切られていることに気付くべき。英語力だけでは気付けなくても、衛星通信とDSCが異なるものであるという無線の知識があれば問題なし。