日記

人はだれしも、もやもやしたり、納得がいかない気持ちをなんとなく持たねばいけないことがある。きょうの小生も、そんな気持ちで仕事を上がり、ウラニーノ単独公演会場のぎろっぽんへ。何度行っても迷ってしまうのであるが、開場時刻直前に到着。で、某井川氏より、中ノ森BANDのTOMOEさんの休業の一報を聞く。TOMOE推しのピストン大橋氏は凹むだろうから終演後に言ったほうがいいよなぁなどと話していると、噂をすればなんとやらということで、大橋氏が通りかかる。どのみち、程なく入場。morph経由で予約しておいた客はかなり少数派らしい。入場後は2000円のTシャツを購入。ポスターつき。よくCD発売記念のライブのことをレコ発と言ったりするが、今回のライブは「T発」といったところだ。

で、スクリーンにPVが投影されたりしているが、そのあと関係者がいろいろ大橋氏を語る映像が流れ、開演。早い話氏には遅刻が多く、そのためきょうの断髪式に至ったわけだが、スタッフの方々もなかなか愉快だ。おいらもこんな職場で仕事をしてみたいよ。きょうは、結構客が多い。週のど真ん中水曜日であるが、開演時間が遅めで、勤め人にとって助かるような設定もあってのことだろう。最前には、大橋氏が喜びそうないでたちのヲタの方々が勢揃いするが、小生や井川氏や、あと某2つ星氏（今まで暫定的な呼び名で登場してきたけどきょうからそう呼ぶ。）など、本日購入したTシャツの客も多し。

で、大橋氏の前説に始まり、演奏に突入。途中ヴォーカルと主にギターの山岸賢介氏がギターでなくピアノ（ク○ビノーバ）を弾いたりと、彼らができることを、単独公演ならではと、精一杯引き出してくれたように思う。やっぱり、なんというか、心にすっと入る音楽なのだ。力強いんだけど、破壊的ではない。心の窓のすべてをオープンにし、彼らを見て聴くのだ。どことなく懐かしいし、どことなく切ないし、どことなく楽しい。ドラムの小倉範彦氏を含め、3人とも根から楽しんでやっているし、心を込めてやっている。それが、ただ、素直に伝わってくるのだ。プロデューサーのがぁなすぅこと須永秀人氏もキーボードで2、3曲参加されたりしたが、ウラニーノとひとつになっているのがいい。

そして、アンコールたっぷりのあと、本日のメインイベント？の、大橋氏の断髪式だ。ゆかりのある方々イコール遅刻で迷惑を被ったスタッフの方々がはさみなりバリカンなりを入れていく。そして、大橋氏の喜びそうないでたちの方々を含む一般客も、ばっさり。3、2、1、坊主〜！で終演。

で、そのあとお話ししたり坊主頭をおさわりしたりして、退散。大橋氏にTOMOEの件を言った上で、Whatever〜と口ずさみながら、おつかれさまでした。結局、ウラニーノはもやもやしたり納得がいかないような気持ちをぶっ壊してはくれなかったが、自分をただ素直な気持ちに戻してくれて、結果もやもやなどを忘れさせてくれたように思う。人生は有限だ。そんな有限な時間の中、2時間以上を彼らと過ごすことができたこと、これは何にも代え難いことだと思う。ほどよい疲労のまま帰宅。持って帰ってきた600円の水を冷蔵庫に入れる。