こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

6月9日、ロックの日。去年のきょうリリースのメロン記念日のシングル「涙の太陽」について何度かメンバが口にしたのを聞いた覚えがある。が、ことしは、本当にロックの日となる。中ノ森BANDの対バンとして2回見たことのあるウラニーノ目当てでのライブ初参戦の記念日となったのだ。こんな日に限って仕事が多いのだが、もうチケを買ってしまってあるので行かねばならぬ。必死こいて仕事を片づけ、開場時刻の18時半ちょこっと前に会場前着。どれだけ客が来てるんだろうとか、客層はどうなんだろうとか、いろいろ考えながらO-Crestの階段を5階まで上がったが、いたのは3、4人。しかも、整理番号は関係なく並び順での入場。が、さらに驚いたことに、すかすかだ。最前に張り付く客がいない。最初のバンドのメンバが手渡しでアンケートの依頼。もっとも、後ろに下がっておくが、チャンネー率高し。上手側でDJさんがBGM送出中。

最初のバンド、CREAM PUFF NOIDEは、MC一切なし。打ち込みの音が聞こえたもののギターの音を前面に出した表現力豊かな演奏。ひとこと、耽美なロックだ。

ウラニーノはその次が出番。ピストン大橋氏のアキバ系な前説で始まる。私の記憶が確かなら(鹿賀丈史の声で)前回見たのは確か5か月ほど前だったような。腕を振る、ユニークな音頭取りがあるのだが、ピストン氏は期待を裏切らずステージを降り客席中を駆けめぐる。が、多くの客はなんか恥ずかしそうに腕を振っている。普段中ノ森BANDとかメロン記念日で暴れまくる小生からしてみれば、まったく違う世界のようだ。これだけ書くと、実に異様な世界に思えるかもしれないが、音楽は非常に心に入り込んでくる。ヴォーカル山岸賢介氏の語るようなヴォーカル。彼が作詞作曲を手がけてるから当然なのだが、曲の世界を知り尽くしてないと曲にならないような、譜面に書ききれないような要素を持った歌だ。ギターも丁寧でしかも味がある。そして、きょうが誕生日だという小倉範彦氏の叩くドラムも、普通のドラム以上の味がある。ピストン氏のベースと合わせ、たった3人のバンドなのに、すごく芯があって奥が深くて、それでいて安心して聴けて心の中にすっと入ってくるのである。詞の世界もいい。思いつく限りの言葉を書き並べても、なんか、うまく表現できてない気がする。出番終了後、ピストン氏が客席でアンケート用紙の配布。なるほど、あえて入場時に渡されるパンフ類とかに混ぜて「自動的に」配らずに、客と直接向かい合おうとしてるわけだ。ここで、連れ(合う約束をしてたわけでないが)のウラヲタ氏(1号と呼ぼう)が、小生のことを、中ノ森BAND経由で来たと、ピストン氏に紹介。Whateverが彼の中でループしてるらしいですよ。で、前のほうにいたのに小生の視力が悪くて気付かなかったことには、中ノ森BANDのバッジをベースのストラップに付けていたと、1号氏談。うー、不覚なのだが、次回は何をやってくれるんだろうと、期待してしまう。1号氏のお連れさん(2号と呼ぼう)は、なんと名古屋から遠征してきてるとのこと。しかし、名古屋出身者でなくまだあんまし土地勘がないようで、小生の名古屋トークがあんまし通じんかった。いいんだ!熱いってことは。

その次はSUNSET FLIPが登場。きょうの主役だというBUNGEE JUMP FESTIVALをリスペクトしてるようだ。このバンドも、キーボードなしの編成だったが、ギターやベースの表現力がすごい印象。

そして、トリがBUNGEE JUMP FESTIVALだ。諸事情でアコースティックな演奏になったとのこと。混じりけのない演奏とグダグタMCが交互に繰り広げられているあたり、サクサカーの小生としては波長が合いそうな気もしたが、時計の針がどんどん10時に近づいていくにつれて、あすも仕事がある小生的にはそわそわ。アンコールまであるじゃん!しかし、そのアンコール曲「富士山」で、会場は弾ける。オーディエンスの大合唱で、3時間強の公演は終了。

結局、きょうは、キーボードなしバンドばかり4組の演奏が聴けたが、これが2000円は安い。いい。終演後は、小倉氏の手売りでアルバム「やぶ医者とわたし」を購入。しかしそのあと、買ったばっかしのCDを見た2号氏が、「サインはしてもらわないんですか?」と。う!ぜんぜん考えとらなんだ。きょうは、軽い気持ちで来たわけであって、そういう方向にはまったく気合いが働いていなかった。2号氏のご厚意で油性ペンを借用し、3人にサインをしていただく。そのあとは山岸氏などと話したりするが、気のいいコメントはできず、1号氏や2号氏が何を話してるか聞こうともしてみるが、あんまり耳をそばだてるのも何か申し訳ない気がして、2人のことを気にしながら、そわそわしてしまう。中ノ森BANDでは、小生は新しいファンを迎える立場であり、現場でいくらか余裕をかますこともできるが、ウラニーノでは逆の立場だ。2号氏はファン歴1年というし、なんか申し訳ない気がした。もっとも、それがもったいない行動だったということには、あとでじわじわ気づいてくるわけだが。

そのあとは1号氏、2号氏と渋谷駅に向かい、再会を誓い解散。みんな、別のバンドの対バンとしてウラニーノを知ったのね。不思議な縁だ。もう1作のアルバムを買いに現場に行けるのは、いつになるだろうか。メンバともっと話ができるように、予習したりして気合いを入れてきたほうがいいかな。いや、それを気にする前に、1号氏と2号氏に感謝しないといけない。演奏中は自分ひとりで曲の世界に入るわけだが、そのあと2人に助けられたわけだから。ここで言うのもなんですが(というか2号氏はここを知らんと思うが。)、いろいろそわそわしすぎてしまったけど、初心者の小生に、今後もいろいろ教えてくださいませ。よろしくお願いいたします。きょうは、ほんとうに、ありがとうございました。

そして、ウラニーノはじめきょうの出演者の方々にも、お疲れさまでした。小倉さん、お誕生日おめでとうございます。