日記

本来は中ノ森BANDを見に行かなくてはならないんだろうが、先に入ってた予定である、美勇伝コンサートに行く。連れの某G氏は行く気満々なのだが、小生的にはG氏のチケットの在庫整理であり、話の種程度に軽い気持ちで出向く。こういうときは、あくまで先に入ってた予定に従う主義なので、致し方ない。秋葉原で航空通や3海通の試験の願書などを仕入れて、地下鉄で銀座駅で激しい乗り換えをしてから新宿御苑駅経由で会場に出向くわけだが、どうも地元の祭りらしく、おみこしを見たりする。会場前は、別の意味で祭りムード。別の連れと参戦する某相州のモーヲタ氏や某GT-R氏とも会うのだが、これが初公演らしく、やる気満々みたいだ。と、会場の前の道路に、皆が注目。美勇伝の宣伝トラックが3台だ。アップフロントワークスが走らせてるようだが、会場前を1.5往復したところまで確認。ここだけ走ってても、大衆に宣伝しなくちゃ、意味ないと思うんだが。

（以下ネタバレあり。）

G氏と合流し会場に入る。14列くらいなので、結構いい席に思える。この会場でそもそも1階席が取れた記憶はないのだがね。2階席は、距離というよりはかなりの高低感があったので、なんか同じ東京厚生年金とは思えない。開演し、1曲か2曲やったところで、バックダンサーが登場するが、どこかで見たような顔。なんと、稲葉貴子さんとカントリー娘。ではないか。サプライズゲストじゃん！背の高いのは、みうなか。先日のフットサルの試合の時も思ったのだが、しばらく見ない間に、かなり背が伸びたな。こうなると、もう、ハロ☆プロ パーティ〜裏公演 稲葉キャプテン公演といった感じ。もちろん、美勇伝の持ち歌らしき曲も歌唱されたけどね。序盤の衣装は、男子のファンをドキドキさせたことだろう。あんまり、ハロー！プロジェクトって、こういうセクシーさを売りにしたことがないような気がするので、新鮮だ。この衣装でひざまずいて歌うのも、表現としておもろい。

ただ、やっぱり、懸念してたボトルネックはあった。カントリー娘。の歌のほうが安心して聴けるってこと自体問題だ。カントリー娘。のゲストが美勇伝というべきではないか。三好絵梨香さん、岡田唯さんも、所々音を外してるが、チャーミーが相変わらずなのは解せない。三好、岡田の歌唱は、たとえ音を外しても、本来の音をリスナーが理解できるような外し方なのだが、チャーミーはぶっちゃけ、どこを向いているかわからない、まさに方向性の定まらないような歌唱なのだ。我らがメロン記念日の曲「シャンパンの恋」で、親友ということになっている柴田あゆみのパートを歌い出したチャーミー、リスナーとして曲の世界というか、ヴォーカルについていこうとすると、ずっこけてしまうのだ。まるで酔っぱらいが運転してるバスに乗ってしまったかのような感じだ。 G氏が「メロンの冒涜だ。」と小生に耳打ち。同感だ。「100回のKISS」をソロで歌う。まるで、酔っぱらい運転のまま砂利道に入ったようだ。なんとか、嘔吐や気絶、その他体調悪化の類からは免れたが、これをしかも2列目で受け入れられる相州氏などの顔を見てみたいもんだ。

もっとも、全体的には、思ったよりおもしろい内容であった。美勇伝の曲自体いいし、構成もよし。これで、チャーミーの代わりに夏川りみとか、一青窈とか、あるいは中ノ森文子とか八反安未果のような歌唱力を持つヴォーカリストならなぁ、とはいかないまでも、せめて「大型2種免許を所持するプロの旅客運転手として、客が安心できるような、当たり前の運転ができる人」をステージに出してもらえないものか。

さて、小生らは1階の14列、通路のすぐ前での観戦だったが、通路を隔ててすぐ後ろは、どうも関係者の席だったようだ。それも、招待客の類でなく、現場スタッフらしい方々が資料を持ったりして、いろいろメモをしてたようだ。PA席なども近く、普通の客用いすを取っ払った16列のセンターあたり、わざわざパイプいすが置かれてたところに、寺田光男氏を発見。暗いし、グラサン越しなので表情ははっきり見えないが、結構真剣な表情だ。このほか、テレ東の深夜のヲタ番組で見たことあるような振り付け師らしきチャンネーなのかチャンオバみたいな方の姿も。やっぱり、ダメ出しのスタッフか。やっぱり、反省会は、大事だ。今後、美勇伝ほかきょうの出演者を再び目にする機会があるかどうかはわからないが、いっそうの磨きをかけてほしい。アンコールの曲終了後、取り巻きに囲まれ小生らのすぐ後ろを、寺田氏が足早に去っていくが、どういう反省会があろうとも、これだけは聞きたい。「石川梨華さんは、いったい何を『卒業』したんですか。」と。

終了後は、微妙にいい感じの余韻のまま、G氏と打ち上げ。