こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

帰省。中央東線中央西線を使って名古屋まで向かう。どうせ新幹線は混んでるだろうと思って何も考えずにこのルートを選択したのだが、新幹線も案外すいていたらしい。あずさ9号もしなの12号もすいており、名古屋まで隣にだれかが座ることはなかった。工事担任者の勉強をしつつも、車窓の景色を写真に収めようとするが、景色が動くのが速いのでなかなか難しい。名古屋駅に入るところで、初めてあおなみ線の列車を見たが、こんなところによく駅を作ったね。JRの在来線と新幹線の間じゃん。勉強の進捗としては、リックテレコムの技術の教科書の11章のベーシック手順端末から12章のISDNインタフェースレイヤ1 (II)までの15ページくらいだが、しばらく勉強が中断していた中リハビリするような感じだったわけで、まずまずといったところか。せっかくPerfumeに宣言した上での勉強なわけだが、それなりに励みになった感じだ。


塩尻では1時間強の時間を確保し、昼食をとったが、駅近くのビルの中のそば屋、メニューは表に出してないが中が広そうなので入店。しかし、メニューを開いてクリビツ。1500円以上のものしかない。いまさら退店もできないわけで、まさに一見さんの足もとを見るような価格設定だ。しかし、中身はすごかった。食前酒として塩尻名物のワイン、それにごま豆腐のような豆腐の冷や奴、そしてちょっとした天ぷらなど、これでもかというおまけ。そばもラーメンのどんぶりのようなサイズの入れもので出される。天そば以外の温かいそばにはもちが1個入るとのことで、ずいぶん豪華なしめじそばをいただくこととなった。食前酒と書いたが、こうしてあっけにとられてる間にメインディッシュが来てしまい、結局食中食後酒となったが、ブドウの味が鮮やかで飲みやすい。お茶はそば茶。1杯目が茶碗に入った状態で来たが急須もいっしょに出され、急須の中身まで飲み尽くそうかと思ったがおなかぱんぱん。結局いい時間つぶしとなった。精算時はポケットティッシュを渡される。結局、値段に見合うか見合わないかと聞かれれば、値段に見合う内容だったが、決して万人向けの店ではない。小生と同じ旅の客らしき客は食事終了後そそくさと退店した一方、馬刺しなど豪華メニューを頼んでいた家族連れもあり、こういう店だと知って来てる客と知らずに来てる客の両方がいる感じだ。結果的にはまずまずの時間つぶしができたが、30分程度の時間しかない状態であれば素直に駅の中の飲食店を利用したほうがいいだろう。なお、塩尻駅に入るとき、JR東日本としては珍しく、乗車券にはんこを押された。

名古屋では金山接続で別の乗車券(岐阜羽島まで)に乗り継いでいるため途中下車できないので、そのまま岐阜羽島に行く新幹線に乗り継ぐこととなるが、それでも時間が空くのでエキスポライナーの写真でも撮っておく。もっとも、早めに新幹線改札に入るに越したことはないので、早めに動くが、新幹線乗り換え改札にて吸い取られてはいけない乗り継ぎ前の乗車券を吸い取られる。こちらの乗車券は、未使用区間がまだ残っている。Uターンに必要だ。これを金山で途中下車したことにしないといけないのに、改札機が前途放棄と勝手に判断したことになる。係員に事情を説明し、取り返すこととなるが、見たことがないような場所に穴があいており、その周辺に「誤入鋏取消」とか、そのほかいろいろ書き込みがされる。なるほど、改札機に吸い取られたきっぷには、こんなところに穴があけられるのか。ここは名古屋駅なのだが、2つの乗車券の境界は金山だからなのか。それとも、1枚の乗車券を途中下車にし別の乗車券を使用開始すること自体が想定されてないからか。どのみち、このケースにはこの改札機は対応していないのだ。早めに動いて正解だった。

岐阜羽島までのひかり号は、時間がわずかなので自由席車のデッキに立つが、混んでいる印象だ。名古屋駅をなかなか発車しない。ドアの脇に立ちたいからか、ぎりぎりに乗ろうとする客が多いようだ。もっとも、安全第一だ。無理な発車は禁物だ。岐阜羽島駅からは家の車で家路へ。根尾川にかかる旧揖斐線の踏切、黒カバーがかけられている。谷汲線などの廃止直後と同じだ。家につく。長めの昼寝をするが、あまりに静かだ。自分の家ではないようだ。そう、電車の音が聞こえないのだ。今まで当たり前のように走っていた、片道あたり15分に1本の電車がなくなってしまったことが、事実としてだんだん自分のものになっていくのだ。乗客がほとんどなく、数時間に1本程度の列車しか走ってなかった路線がフェードアウトするように廃止されたのではなく、最後まで元気だった生活路線が突然廃止になってしまった。いま小生が、バスや車以外で岐阜や名古屋に出る手段はなく、この地域へのインパクトは確実に大きい。黒野駅や相羽駅をこの目で見るのが怖いと思う一方、この目で見ないと事実として完全に受け入れられそうにないというもどかしさが、交錯する。