こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

吉川友2016年10月台湾遠征 3日目 遠かった飛行機、近かった日本〜MM24

この記事では2016年10月3日の旅について書きます。

昨日まで、IDOLidge Carnival in TAIPEIというイベントが台北市内で3日連続で開催されていました。
目当てのきっかこと吉川友さんの出番を観たところで、(おそらくエンディングでまた出てくる可能性があったにもかかわらず)後ろ髪を引かれる思いでイベント会場を抜けて空港へ急いだものの、宿泊予定地の沖縄の台風のため足止めされてしまい、急遽桃園市内に宿を取り宿泊。

宿をチェックアウトしてから、昨日ここに来たのと同じ、706番の路線バスに乗車。
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今日のフライトは、昨日急遽買ったこれ。

フライト:MM24 2016年10月3日 TPE 11:05発→KIX 14:50着
運賃諸税:NT$4,200(預け荷物1個)
空港サービス料(Taiwan Airport Service Charge):NT$500
支払手数料:NT$0
計:NT$4,700

チェックインが開始されたのはおそらく出発の2時間前の9:05から。
その数分後に1番のカウンターへ。
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チェックインは数分で完了。
チェックインのスタッフの方々はエバー航空の制服を着用されていました。
やっと手にしたPeachの搭乗券はこんな感じ!
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あれ、もろエバー航空やん!
先週それに乗ったときの搭乗券はこちら。
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台紙が違いますが、印字はまんま流用。
ちなみにバニラエアだと、台紙もエバー航空のままだということを聞きました。
システムを流用しているのは理解できますが、見た目も変えないのには驚き。
そのほうが、コストがかからないということですね。

預けた荷物がスキャンされ、制限エリアに飲み込まれるのを確認してから、下の階のバーガーキングで朝食。
宿の朝食は味のないお粥だったので、あんまり食べてなくて。

さて出国しました。
搭乗ゲートは、さい果てのB1。
LCC用搭乗ゲートだからか、ウォーターサーバが並んでいます。
自分で水筒を持参すれば、ここで飲み水を確保して機内に持ち込めますね。
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出発約30分前でしょうか。搭乗ゲートでの案内放送、開口一番「チャンロンハンコン」(長榮航空:エバー航空の中国語名)と聞こえた気がしますが、すぐに訂正したので、空耳だと思うことにします。搭乗ゲートのスタッフの方々も、そこの所属で、うっかり自社名を言ってしまった…とは断言しないでおきます。

搭乗順序は、まず窓側席の客と、その連れで連番になる客から。なるほど合理的です。
しかし、そのあとが呼ばれない…
呼ばれないけど乗客がどんどん搭乗していくので、筆者も流れに乗って搭乗。
なかなか手強いぞ。

離陸して、お昼どき。
有料の機内食を頼もうかと思って、念のためテーブルをおろしましたところ…
ひっどい汚れ………😱
【ご注意:お食事中の方は目をつぶって以下2枚の写真を飛ばされることをおすすめいたします。】
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ここで食事をする気を失いました。
けっこう手強いぞ。

そして機内販売。
1000円以上だとカードで払えるとのこと。
南海電鉄の特急「ラピート」の乗車券特急券(の引換券)を買うべく、客室乗務員を捕まえたいのですが、多くの乗客に次々に声をかけられているためタイミングがつかめず。
そして、真横に来ている乗務員の手が空いたと思われた瞬間、声をかけたが…
「あとで!」
タッチの差で通路の向こう側の乗客に負けました。
しかし、その客への対応が終わるやいなや
「あとで!」のお姉さんはそのまま筆者をスルーしようとした…
しつこく呼び止めて、やっと振り向いてもらえた…。
相当手強いぞ!

そして、その乗車券特急券(の引換券)をカードで払おうとしたら
「現金でお願いします。カードは1000円以上です!」
と、これまたつれない、しかもとんちんかんなレスポンス。
あわせて販売していた特急券を含まない乗車券(1000円未満)と勘違いしているようだ、と悟り、特急のです、1000円超えてますよね、と言ったところ、やっと「仕事」をしてくれました。
最強に手強いぞ!!

乗車券特急券の引換券は、決済端末から出てきたロール紙でした。
これを南海の関西空港駅の引換所に持っていき、座席を指定された乗車券特急券に引き換えてもらえました。

座席は、乗客が3人びっしり詰まっている並びと、まったく乗客がいない並びがありました。
客室乗務員は、後者の座席に移ろうとした乗客を、都度牽制してました。
他のLCCには、掃除の手間を省いてコストダウンするという名目を掲げたうえで、乗客の着席位置を集中させているところがあるようです。しかしPeachは上述のように掃除などしていませんので、この牽制は純粋に追加料金を払って広い席に座っている客への配慮(逆にいえば、追加料金を払っていない客への見せしめ)なんだと思われます。
そして、座ってはいけない席には「ご予約席」の札がかけられました。
けっこう賢いぞ。

それから正直なところ、到着までずっと「早く着いてしまえ」と思ってました。
ほかに特筆することはありません。
飛行機は無事にKIXに着陸しました。
大雨の降る中、用意されていた傘をさして歩いて第2ターミナルビルへ。
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結局、初めてのPeachについて思ったところ。

前日でも現実的な値段で、しかも片道で航空券が買えるという点では、PeachをはじめとするLCCは、航空業界の救世主だといえます。レガシーキャリアではこうはいきません。買えるとしても信じられないような値段になります。
しかしLCCであれば、あたかも電車のように、さっとチケットを買って飛び乗ることができます。出発数分前は無理ですけど。
そんな、当たり前のようで当たり前でなかったことを実感し、体感できました。

ですが、よくも悪くも、Peachはただの移動手段ですね。
客室乗務員の方々は、乗客の荷物入れなど、安全面に関わる確認については、たいへんきびきびしているように見えました。
公共交通機関として安全運航に徹する姿勢は確かです。
ですが、それ以上を求めようとすると、非常に手強い相手だと思います。
欠点をよく理解しておくこと、また、新たな欠点がわかったら、素直にそれを受け入れる心構えが求められます。
筆者の周りでは評判のいいPeach
自分の素直さの足りなさを実感しました。
きれいでないのが当たり前なのは、よくよく考えれば、公衆トイレと一緒ですよね。
公衆トイレで食事をとりたくないです、筆者は。

LCCが難しい業界なのは、素人の筆者でも理解できているつもりです。
今回のPeachの1000倍快適だった、V Airはこの旅の3日前に(休止といっていたが結局)消滅。
筆者を初めてベルリンに連れて行ってくれた、エア・ベルリンも翌2017年に消滅。
相当な大資本の傘下か、相当渋ちんでないと生き残れないようです。

ちなみに入国してから、1週間前にも行った「関空展望ホール」に行ってきました。
V Airグッズに加え、親会社のトランスアジア航空のグッズも追加されていました。
今後はうちをよろしく!的なメッセージを感じたのですが…
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結局親も消滅してしまったわけで、航空業界自体が手強いことを強く認識しました。

家に着いたところで、筆者のきっか遠征が無事終わりました。
それは、次はどんな新しい旅ができるのかと考え始める瞬間でもありました。