カラフルデイズリリースイベント 池袋サンシャインシティ噴水広場
LinQのニューシングルの即売会イベント。
総勢32人のグループですが、ここには10人が登場。LinQのメンバは、オトナの雰囲気を持つ年長者中心の“LinQ Lady”と、「可愛くて純粋」な未成年中心の“LinQ Qty”(Qtyはcutieと読む)の原則いずれかに属していますが、ここにはそれぞれから5人ずつ。
残りは、大阪と地元福岡に別れています。同時多発型アイドルグループなのです。
1部と2部、それぞれ異なるセットリストで30分程度(2部は「替玉」と称するアンコールが発動し、さらに2曲くらい?)のステージ。
特に突き刺さったのは、伊藤麻希。煽り担当で、強烈なネタキャラの持ち主は、LinQの異端児。Qtyが「可愛くて純粋」と紹介されてる間も、わざとらしくかわいさをアピール。それを見てキャラを知っている筆者が笑ったところ、筆者のほうを向いて強烈な目線と指さしを返すプレイ。ライブでも、Qtyのかわいさを前面に押し出した“Chocolate Kiss”では、「ヲタク大スキだーーー!」と絶叫したり、滑り込んだりハスキーボイスで煽ったりなど、CDなどでこれまで聴いた印象を大きく塗り替えてくれました。このインパクトの絶大なることか。でも、ここは、通行人の目を引く必要があるのです。本来の32人でなく、この10人がLinQなのだと思う人もたくさんいるでしょう。LinQを少しでも知ってもらうため、伊藤(呼び捨てしたいキャラなので)がグループの中で生き残るため、そして1枚でも多くのCDを売るため、精一杯のパフォーマンスなのです。実際、彼女の物販のため、1枚買い増しましたから。筆者のLadyの、そしてLinQ全体での推しは決まっています。では伊藤はQtyの推しなのか、いや、少し違う。伊藤は、別腹ですごいと思います。
北九州から福岡に通って活動する一ノ瀬みくや、リーダーの天野なつを筆頭に、1週間にわたる関東遠征をこなしてきたこのチーム。疲れをまったく見せていませんでした。一ノ瀬さんは、上京はしない。福岡を拠点に活動を続ける。地方を拠点にした新しいアイドルの形を作っていくと表明。それ以外にも、新しい要素にどんどん挑戦していってくれることを期待しています。