こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

ももいろナースステーション

会場の小屋は池袋にあって、初めて行くとこ。いかにも高度経済成長期の建築物な風貌だったのですが、中の人曰くその通りらしい。物販コーナーで台本やガイドブックなどが売られていて、何か買うごとに握手券的なものがもらえる方式。

こてこてのアイドルばかりによる芝居でしたが、演出も演技もストーリーも本格派。感動あり、笑うところあり、オチありで、どこかの劇団の芝居と比べて遜色ない。婦長の印象は強烈だったし、自転車選手の入院患者であるカヨ子が夢を語るシーンは聞き入ってしまったり。最後のオチも、ある意味高度な?言葉遊びで成り立っているので、噛んだらおしまい。部分的にも全体的にも、がっちりとした作りのお芝居でしたね。男性の役も女性が演じてたりするので、むしろ相当の作り込みが行われたことでしょう。なのに、観るほうは、肩の力を抜いて観られましたね。ガイドブックも、台本も、買いです。音楽もよかった。サントラ希望。演出と脚色の纐纈大輔氏(ジャイアント・キリング)は、どこかで名前をお見かけしたことがあるようなないような…。

前3列のフラットな席がややお値段の高い席で、筆者はその後方のひな壇席で鑑賞。

翌日も鑑賞したのですが、握手券はすべて、カヨ子を演じたB’s Princeのミッキー(日本名は「光貴(みつき)」だそうで、スタッフからは一貫してそう呼ばれてた)に投入。終演後にステージにキャスト一同が並び、お目当てのキャストがあいたらそこに行く方式で、握手してグッズにサインがもらえる的な進行でした。こうしたチケット制が、同規模の一般的な小劇場演劇と一線を画する要素でした。男装アイドルな彼女(彼?)は、劇中ではボーイッシュな女性役で、花粉症な設定。自転車のかごからティッシュを取り出して延々と鼻をかむ仕草や、マスクをつけた姿に、どことなくある人の面影が浮かびました。きっと、纐纈氏との息がぴったり合ったのでしょう。彼女はダブルキャストのうちの1人でしたが、もう1人がどう演じたか気になるところです。キャストといえば、落ちこぼれ的な看護師もいたりしましたが、だれひとり無駄なキャストはいなかったと思います。世の中にも、無駄な人間は「本来は」いないはずと感じました。本来は、ですが…。

以上、明日含めた共通事項でしたが、明日固有のできごとは明日付で…。