2010年ハロプロ エッグ ノリメンLIVE 2月
この山野ホールという小屋(いや、建物自体は山野学苑の超高層建築ですが)、会場前で天宿れる構造になってるんですね。物販はもっぱら、地上の誰でも入れる場所でしたが、ホール自体は地下奥深い、携帯の電波が届かないところにあります。まさしく学校の講堂に産毛が生えた感じで、前から19列までは超絶にフラットで、20列から31列までがいわゆる段々畑でした。ステージは低かったのですが、もともともっと低いステージにゲタを履かせていました。このように、この手のライブには向いてない構造なのですが、ハロプロ系のイベントではかなり多用されてるらしく、不評の声がよくネット上で見受けられたりします。悪いのはホールではなく、設計者が意図しない使い方にあることが今回よくわかりました。
それにしても、事前にWebで公表されるグッズ見本は解像度が低すぎて、どの写真セットに誰がいるかさっぱり判別できませんね。これでは計画的なグッズ購入なんかができませんて。僕の場合はむしろそのおかげで、予定より少ない購入ですみましたけどね。物販は結構平和だったと思います。
落選祭りだったと聞きましたが、その割には当日券が若干数出たみたいです。
昼の部は16列目の下手と中央ブロックの間の通路側で、通路のおかげで思ったよりはよく見えましたが、ライブ中にMCの大滝氏より、おもむろに「1階席」(19列目までのフラットエリアにいる客)は着席するように指示。ハロプロ系のイベントで多用されてた割には、突然すぎるのですが、着席後のほうがよく見えたので、よかったです。現場の人間が機敏だったのか、単なる行き当たりばったりな運営だったのかはよくわかりません。夜の部は、24列目だったので、立って見れました。ただ、この小屋はイベントによって適宜座席配置が変わるそうなので要注意。
で、これは、ハロプロ総合プロデューサーの寺田光男氏曰く「ノリノリのメンバ」をハロプロエッグから選抜して行われたわけですが、時間も普段のハロプロエッグの公演より短く、70分弱くらいだったのは正直物足りないです。各「ノリメン」が1曲ずつカバー曲をソロ歌唱と、あとは最初と最後に全員曲の歌唱、それにネタをテーマにした大滝氏とのトーク、そして、エッグの同僚でメジャーデビューするのかしないのか謎な、スマイレージがゲスト出演で持ち歌3曲、って感じ。
ちなみに大滝氏は、寺田氏の元で構成作家をしてて、突然きのうMCをせよと氏に言われたとのことですが、もともとは芸人さんらしいです。
さて、各「ノリメン」およびゲストについてコメントします。
- 仙石みなみ
- とっても可愛い子、なんですが、もう1つ何かがほしい…。背の高さが小学生?の竹内とほとんど変わらなく、あと2mmで150cmなんだそうです。
- 吉川友
- ぁゃゃの「オシャレ!」をソロで歌ったのですが、本人みたいにディナーショーとかマニアックライブをやってほしい。あんた、そういうライブで金取れますって。坂本龍馬の最期の言葉という(史実を問うのでなく、自分で考えて「ウケる」答えを作るような趣旨で出された)問題に、坂本を愛する武田鉄矢(だと知らなかったらしいが)の名台詞「僕は死にましぇ〜ん」と三枚目できたもんだコリャ。こういう意外な面が見れたのが収穫ですし、会場中のオーディエンスにアピール度満点だった感じ。
- 古川小夏
- 今まで地味な印象がありましたが、安定感があり、安心して見れました。まだ若いんだから、チャンスをモノにできるはず。
- 西念未彩
- グループの曲をソロで歌うのに無理があったのかな。音程が不安で、トークの内容もど忘れしたりで、見てるこちらがハラハラ。どこか憎めないんですが、厳しい世界でやってけるのかなぁ。
- 森咲樹
- ミュージカルの主役をオーディションで射止めただけあって、舞台では映える感じがします。
- 北原沙弥香
- 髪形が意外で、最初だれだかわかりませんでした。歌は本調子でなかったと思いますが、細身の美しいスタイルを発揮。以前出演していたアニメでは男キャラを作ってたので、こうして女性らしさを出してくれたのは収穫です。
- 佐保明梨
- エッグの中では若いほうですが、一歩抜きん出た安定感がありますね。年長組に混じって選抜されて当然の人材といえます。
- 竹内朱莉
- 彼女もまだ若いと思いますが、安定感でここに立ってる感じです。
- スマイレージ
- 名目はゲストですが実質この公演の主役だった感じで、「ノリメン」と違って自分たちだけの持ち歌があって、3曲も歌いまして、スキルが高いのはわかるのですが、どの曲も同じようにしか聞こえないのが気の毒です。何より、曲の作り手次第だと思います。
人事的な発表としては、スマイレージのメジャーデビューをかけた課題についてと、しゅごキャラ!方面でこの世界に入った田辺さんがハロプロエッグとしても今後活動していくというアナウンス。かんじんの「ノリメン」に関する今後の動きはアナウンスされなかったわけですが、筆者はこの公演を「ノリメン」らに課せられた一種の試験だと思っています。吉川さんは「また選ばれるように頑張りたい」と言ってましたけど、そうあってほしいと強く思った次第です。
さぁ、試験の結果はいつ、どうやって出るのでしょうかね。あと、この小屋に行くことは今後あるのか?