八反安未果ミニライヴ&サイン会
新星堂ララスクエア宇都宮店のインストアイベント。地元栃木県で見るのはもう何年ぶりか。14時の部だけ参戦。ライブ時間は30分間で、ほとんどが今回のアルバム「南国の夜」からのハワイアン曲だったのですが、1曲目が初期作品の“SHOOTING STAR”で、思わず高まりました。ハワイアン曲は、歌詞が日本語だったり、ハワイ語や英語だったり、そして、今まで出したことないような声が出てる感じがしました。いつの間にかオーディエンスもいっぱい。開演前は、なんかのお祭りで外から大音量の祭り囃子も聞こえたりしてましたが、ライブ中は遠慮してくれたどころか、お祭りの関係者らしき方も休憩がてら?見に来てたりして、和やかでした。
そして最後、なんとアンコールが発動され、2004年のシングル曲“TRAP”を歌唱。(そういえばコピーコントロールなんちゃらだったな、この円盤。)今の作品も八反安未果、過去の作品も八反安未果、そんな感じがした30分でした。
サイン会では、流す人なんていなくて、とっても平和なもの。握手し忘れて行ってしまいそうになるおばさん客を引き留めるくらい。
2年前は、とっても古い歌謡曲のカバーアルバムを出して、そして今回はハワイアン。端から見ると迷走してるような感じがするかもしれませんが、実は演歌とか歌謡曲の低迷で隙間になっている「大人の歌」の領域をじっくりと狙っている、計算高い戦略があるのかもしれません。ポップス歌ってるほうがいいという人も多いかもしれませんが、今彼女は、長期的な視野を持って活動してるんだと思います。そういえば、もうデビュー10周年なんですね。10年の壁って、やっぱし簡単でない。1年後輩、つまり来年10周年を目指しているメロン記念日も、きっと大きく変わるのだろうと、帰りの電車の中でふと考えるのでありました。
<追伸>
今回、ララスクエア内の美容室で髪をやってもらったと、MCで話していました。きちんと地元を立てるところに、礼儀と義理人情の深さを感じました。