mimika BIRTHDAYワンマンライブ HAPPY★SMILE 2009 -この〜ひなんのひきになるひ-
いちばん下手の、前から2列目に陣取る。今回、一部メドレー形式になった部分はあったけど、音源化されている持ち歌は全部やったと思われ、アンコール含めて2時間強。今までは、持ち歌を全部やっても2時間を割ってた気がするのに。それは、今月出したミニアルバム“Rock UNITED”あってこそ。このアルバムは、mimikaそして今日のバンドメンバによって作られた、打ち込み一切なしの作品だけど、初期のバリバリ打ち込みの曲も、うまくアンプラグドなアレンジがされてたりして、おもしろかった。
今日はmimikaの誕生日。入場時にクラッカーを渡されたので、スタッフ発案のサプライズ企画なのかと思ったが、クラッカーを起案したのはmimika自身だったらしい。パーティー気分で行こうみたいな趣旨だったと思う。mimikaが生まれたからこそ、mimikaの音楽が生まれ、ライブができる。誕生日は親に感謝する日だというけど、おいらも今日は、mimikaのパパママに感謝。:)
新たな試みとしては、着替え時間に、ラップによるバンドメンバ紹介あり。mimikaによるボイスパーカッション+ラップ(録音)を流し、それにバンドの生音を重ねた感じ。ギターの小宮山聖氏(the castanets)と協力して作ったらしいけど、今までのmimikaの曲調にはない感じで、まさにチャレンジ。
ここSHIBUYA BOXXの、音の抜けのよさも印象的。多くのライブハウスって、低いところにウーファーを置いて、重低音を作ってるけど、ここはどの音域も同じような高さからバランスよく出してて、クリアに聞こえた。
で、サプライズは、アンコールのときに起きた。バースデーケーキが登場。これを押して出てきたのは、よく一緒にやってる小田あさ美と、前ジャーマネのチンタ氏。チンタ氏はここの事務所やめてから、普通にチケット買ってmimikaのライブに来てたのに、今日はなんでゲストパスつけてたのかなーと思ったら、こういうことだったのね。mimikaは氏のことを「クビになりました」なんて言ったけど、ホントにクビだったらここにいるわけないわけで。
今日は、生音のよさと、それによってmimikaのクリエータとしての底力が見えてきたのが収穫かな。打ち込みっていろんなところに浸透してるけど、そんなご時世に、「人」によってすべての音を出す、ことの意義は大きいと思う。安直に流れず、信じた道を進んでほしい。
バンドの配置の関係で、あんまし自由には動けなかったけど、それでも会場全体を包みこんでいた感じ。現場マネジメントがうまく回ってるかどうかは別にして、戦略的にはいい感じだと思うので、いま協力してくれる人を大切にして、突き進んでいってほしいな。チンタ氏とも、いい関係続けてね。:)