日記
1組目のバンドの途中に到着。職場の最寄り駅、乗換駅でのタイミングが最悪。所定時刻の10秒前くらいにドアが閉まっちゃうんだもん。こんなせかせかした電車、見たことない。
というわけで、2組目から。
- 桜梅桃李
- 5月のデビュー戦以来、本人らにとっても小生にとっても、2回目のライブ。前回はかなりしょっぱい感想を持ったが、今回は好きになれる演奏だった。5月にやった曲をすっと思い出した上で、変化を感じた。そして、2曲目と4曲目の新曲がイイ!ツインギターに囲まれた音。パワーじゃなくて、素材の味を引き出す薄味。なんというか20年以上前のニューミュージックみたいなさりげない心憎い音。ドラムのモーリヤ・イエロー・3104の、寝る前に練習した感じの必死なMCが寒…いや、熱かった。ふたたびお金を払って来ていただけますようにという、前向きな気持ちをすごく感じた。しょっぱな、ヴォコーダがうまく動作せんかったのだけは惜しいが、既存の曲は育てて、新しい曲は作って、という姿勢をひたすら持ってほしい。
- LUCY☆JUICY
- ポップなロック。「目力」の振りつけが病みつきになりかけた。
- CROVER
- ヴォーカルの人はアコギも演奏。パワーがあるんだけど少し癒し系な感じ。肩の力が抜けた。人数の多いバンドもいいが、少ないながらの温かさを感じた。
桜梅桃李のアンケートを壁沿いの机で書いたが、暗くて字がぐちゃぐちゃになった。終演後、桜梅桃李のヴォーカル+鍵盤のヴァン・フォールズ・80(自称)と話したが、前回の感想はすごく参考になったという。きれいごとを無理して書かなくていい。感想は正直に話してほしいと。ドラムの人がリーダで曲も作ってるのだという。彼女が以前やってたバンド(メンズショップランジェリー)は、はちきれる感じのロックをやってたが、同じ人がヴォーカルでも、こんなにイキフンが変わるのには驚き。メンランのタイコのおっさんも見てたみたいだ。何を感じたのだろうか。その場では感想がうまく言えなかったが、1人1人は別のバンドでキャリアを積んでいても、バンド自体が新しければ、まだまだ新人だということを実感した。客が意見を言ってこそ、初めていいものができあがるのだということだ。小生が学校でしてきた研究も、会社でしている仕事も、自己流で100点のものなんか絶対できない。教えてくれる人、提言してくれる人がいて、はじめて自分のパワーが出る。音楽も、同じなんだなと実感した。桜梅桃李は、1人1人はうまい人ばっかしだと思う。バンドとしての力の見せどころは、これからだと信じている。これから音源を作るそうで、いいものが期待できそうだ。
で、不本意ながら、最後のバンドは見れず、撤収。