こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

新宿JAMという名のハコだが地名は新宿区歌舞伎町なので、「新宿」の代わりに「歌舞伎町」を冠した方がいいかもしれない。でも、普通に知られている「歌舞伎町」からみれば、はずれの地だ。JRだと新大久保のほうが近い。いかにも高度経済成長期に建造されたような、コンクリートがはがれ落ちかけているビルの地下だが、最近よく聞く「地下系」とかいうやつなのかどうかはよくわからぬ。ハコの古さよりも、タバコの煙が苦しい。もともとこういう業界では健康増進法などというのは守られていないところが多いと思うが、そういう意味ではまさに地下系である。で、前座が定刻より前に始まる。

ゲ〜マ〜ズ
ファミコンゲームなどの音楽をアコギだけで演奏する2人組。見た感じDEPAPEPEかもしれないが、こちらは電子的矩形波サウンドをいかにギターでやるかというところに本質があって、ゲームの進行に即した演奏に、ゲームをわかっている客を中心に大ウケ。肩の力を抜いて盛り上がれた。ある意味、理想の前座だな。そのさなかに某井川氏が駆けつけてくるが、正直、見てほしかった。演奏が終わってから、井川氏に仙台の話をする。
HIGHWAY61
男気ムンムンのバンド。ヴォーカリストが泳ぐようなライブは初めて見たぞ。ヴォーカリストは上半身ハダカなので、衣装代もかかってなさそう。歌詞もなかなか突き刺さるような感じ。男が女を愛する以前の、生きるということについて、ふと考えさせられる世界だ。
ウラニーノ
本日の目当て。ピストンの前説は日々進化しているともいうし、相変わらずともいう。いつになく多くのオーディエンスと、山岸君のギターとアンプが今まで違っていたこともあり、新鮮な気がした。メンバの顔しかよく見えないのは残念だったが。で、小生にとってはひさびさのライブであり、知らない曲もいくつかあったわけだが、いったいどこからこういう世界観が浮かび上がるんだろうというような詞と曲だ。さっきのピストンと、ここで演奏をするピストンと、同一人物とは思えない。
野狐禅
確か何かの音楽番組で見た気がしたが、叫び系弾き語りデュオである。詞の世界観もさることながら、こんなに叫んでのどをつぶさないだろうか(いや、既につぶれてるのかも)というようなシャウトだ。でも、取っつきにくい感じはなく、むしろ一見さんにとっても受け入れやすいものがあった。しかし、時間は遅いのだ。ギター+リードヴォーカルの人がトークでどんどん延ばそうとするのを、相方のピアノの人が止めようとしてた感じ、でも、なかなか止まらずに暴走といった感じで、遠方からの客をいらつかせてたのも事実。小生も、アンケートを書く時間を取れなかった。

終演後は、ウラニーノ小倉君デザインのこのイベントの特製Tシャツだけ買って退散。ウラニーノだけでなく野狐禅のCDも欲しかったのだが、現金がなく、断念。こういうイベントって、未知の世界との出会いの場だから、ある意味興奮冷めやらぬうちに音源を購入したいところであって、ちょこっと失敗。もっとも、物販スペースには人、人、人だったから、アーティストに十分感想を伝えられたかどうかは微妙だが。こういう男気があふれ出すようなイベントって、さわやかとはいわないが痛快で気持ちがいい。某寺田さんあたりが作った耳が腐るようなアイドルソングで腐った耳を治療したい人には、特におすすめできる。