Technics事実上終焉
松下電器のピュアオーディオブランドであるTechinicsのオーディオ機器が、DJ機器を除いて昨年末、すべてディスコンとなりました。「スーパー正直」を標榜する会社なのに、その幕引きはずいぶんひっそりこっそりでした。
http://panasonic.jp/technics-audio/
小学校が新しくなって、音楽室にこのブランドの機器が入ってるのを見たのが、Techinicsとの出会いでした。自分で所持したものといえばヘッドフォンくらいですが、学校などではけっこうお世話になった思い出のブランドで、技術力とかラインナップにもあこがれたりしました。松下電器の中においても、NationalとかPanasonicと対等なブランドです。(RAMSAはPanasonicの中の商品名。)
腰を据えて音を楽しむ文化が廃れたのでしょうか。家電業界の熾烈な競争のせいでしょうか。生き残りのためとはいえ、大切な歴史が消えたことには、悲しみを禁じ得ません。世は大量消費の時代ですが、守るべき文化というのを忘れてはいけないと思います。