こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

かなり寒かった。駒沢屋内球技場は時間の流れが止まったかのような建物だったが、座席のつくりも大人の着席を前提としたものとは思えない。(わかりやすくいえば、小柄でピッチも狭く、窮屈ということ。)で、座席番号の記された座席表が存在しない理由も、判明。早い話、もともと座席番号が付されていないのだ。今回は、主催側が即席で、各いすに番号を貼りつけていたわけだ。で、無駄なカメラチェックで入場が長引いたように見えたが、開始予定時刻の19時には入場は完了していた感じ。ガッタスのグッズの列は恐ろしいほど長かったが。で、長いオープニングセレモニーが始まる。まず、ホームチームであるcarezzaの選手が1人ずつ入場。フィールドの外側を1周し、最後北側のゴールにシュートを放ち、並んでいく感じ。carezzaに続きGatas Brilhantes H.P.も同様の入場。ここで天衣無縫ぶりを発揮したのが、背番号1、ののたんこと辻希美選手。フィールドの外側よりも更に外側、ほとんどスタンド直前を走る。そして、最後のシュートのところ、段取りがわかっていなかったかのような感じ。まいまいこと里田まい選手も、会場1周は似たような感じ。私の記憶が確かならそのあと、ホームチームの監督であり主催企業の責任者でもある野田義治氏、そして、ガッタスの監督、代行、の相根澄氏が登場。結局、セレモニー終了は19時40分ごろ。そして10分後キックオフ。放送席には横浜F・マリノス田中隼磨選手やもとcarezza河辺瞳さんがいたりで、会場が沸く。

さて、試合は序盤は、ガッタスペース。瞳んこと斉藤瞳選手が放ったシュートによる2点目が特に、きれいなつなぎ方。しかし、結局、前半、後半が終わり、3対3。PKにもつれこみcarezzaが勝ったわけだが、その中身を考えたい。後半、carezzaの守りがよかった。それを、ガッタスが突き崩しきれなかった。一方、ガッタスの攻撃はほぼ全員戦。相手ゴールをせめているとき、自軍ゴール周辺にはゴレイロしかいないことになる。しかし、フットサルというのは、一瞬の間に展開がころころ変わるスポーツであり、逆にcarezzaから攻められそうになると、ガッタスのプレイヤーがみんな慌ててしまう。結局、PKにもつれ込む前から、この試合はcarezzaが勝っていた、という感じだ。

carezza監督の野田氏、リードされてる状態でハーフタイムを迎えたのにあたり、逆転に期待していないような発言をした気がするが、フットサルを楽しんでやりたいというような発言もしたような気がする。それこそ、勝因ではないだろうか。敗戦後のガッタス選手、悔しいような表情も、逆にさわやかな表情もなく、ただ、負けたということを純粋に事実として受けとめていているだけで、それ以上の感情を見せていなかったように思う。負けたことは忘れて、気を取り直して次に臨みたいという気持ちは大事かもしれないが、それにしてはこの試合に対するモチベーションをどれだけ持っていたのか、疑問な気もする。20分ハーフというのは、確かに過酷であろう。フットサルにほぼ集中してきたcarezzaと、本業として正月のコンサートに追われてきたガッタス、この差異を考えればガッタスのほうがよく頑張ったといえるかもしれない。点数の入れ方も、ガッタスのほうが鮮やかだったように見えた。でも、なんか、carezzaにはガッタスにはない何かいきいきしたものを感じた気がする。もともと持っている技術はガッタスのほうが上かもしれないが、気持ちと自信で、勝てたのではなかろうか。いまの世の中、努力だけで「勝ち組」や「負け組」が決まるとは限らなくなってきている。こつこつと努力をしても、陽の目を見るとは限らなくなった時代。立場が強いものが、弱いものをむさぼる時代。しかし、せめてスポーツの世界では、地道な努力が実を結ぶところを見たいのだ。がんばれば、強いものにだって勝てるということ。今から考えれば、ガッタスのサポーターとしても、いいものを見ることができたと思う。

とか書いても、試合が終わった直後は、やっぱり何かに納得できなかった感じ。連れと寒い中、桜新町へ小走りでステーキを食べに行ったが、今日の試合、ガッタスに何が欠けていたのか、延々と話した気がする。そういえば、ののたんだけ出番がなかったが、どういうことなんだろう。ちゃんと采配がなされてるのか、とか、40分を戦う練習が、できていなかったのだろうか、などと。ガッタスには、勝ち続けるプレッシャーがないことをむしろ味方にして、はい上がる野心を見せてほしい。