こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

ついにこの日がやってきた。みちのくロード1泊2日にいざ出発。こうして旅行するからには、純粋な旅行の要素と、コンサートとをくっつけるのが最近のおいら的スタイル。経済的だし、おいしさ2倍だし。しかしながら、この2つの要素を両立させるのは易しいことではない。時間との戦いである。体調管理も慎重に行わなくてはならない。きのうは22時過ぎに布団に入り、きょうは4時に起き、そして出発。東京駅で上越新幹線とき303号に乗り、2度寝。ここで、あんまり安心してしまってはいけない。というのは、終点の新潟まで寝てしまってはいけないのだ。燕三条で8時50分に下車しなくては、この旅程は成立しない。緊張のためか、高崎より先はたいして眠れていない。もっとも、開業後は初めて見るような気がする本庄早稲田駅もどんな感じか車窓越しに見ておく。

燕三条駅は初めてなのだが、在来線の弥彦線に乗り換えるべく掲示で案内されている通り床の緑のラインを追っていると、わけわかんなくなる。普通に、どこにでもあるような案内の矢印の通りに進んだほうがいい、とはいえ、なんだか蛇行してる。改札外に出ると、鳥居がお出迎えしてくれるのだが、これが弥彦村の大鳥居のレプリカのようだ。で、在来線の弥彦線があるはずの方向に進むが、なんだかそれらしきものが見えてこない。そもそも、新在乗り継ぎ改札がなく、いったん改札外に出させられた時点で、歩かされることは覚悟してたが、このあとさらに衝撃の事実を思い知ることとなる。

なんと、在来線の改札を通らずして、弥彦線のホームに到達してしまったのだ!言い換えれば、燕三条駅には在来線の改札がなく、新幹線の燕三条駅(普通に改札がある駅)と弥彦線燕三条駅(無人駅)が同居してるような形なのだ。乗り換え案内がわかりづらく、こういう独特の構造もわかりづらく、歩く距離も長く、5分の乗り換え時間は、お年寄りとか旅慣れない人にとっては酷であり、注意を要する駅だ。もっとも、小生は無事、弥彦線の吉田行きに乗車。吉田駅では跨線橋を渡って乗り換えをし、弥彦まで。途中、本物の大鳥居が車窓の右に見えたが、左側に座っていた小生は写真を撮り損ねる。

さて、弥彦駅下車後、46分の時間がある。この時間ではシータクにでも乗らないと弥彦神社などに行くのは無理で、純粋に未知の路線である弥彦線乗りつぶしのつもりで来ているが、せっかく駅の隣に公園があるので、散策してみる。廃墟のテルホを横に見ながら公園の山?を上る。案内図によればちょうど紅葉の季節らしいが、どちらかというと上には黄色くなったもみじの葉、下にはそのもみじの落ち葉が同居しているような状態だ。上の方はなかなかオートフォーカスのカメラで撮るのは難しいが、がんばってみた。下の方、つまりもみじじゅうたんは、歩いたときの感じがなんともいえないのだが、絵的にも乙かなと思って。

で、いろいろ散策しているうちに、発車の時間。今度は、吉田で乗り換える必要もなく、東三条まで直通。吉田で結構な乗車率になった。燕三条で人の動きがあったりしたが、ほどなく東三条に着き、この旅の最初の目標である弥彦線乗りつぶしは完了。次の列車が来るまで、改札を出てコンビニで買い物をしたり、待合室でまったりしたり。その待合室ではBSN専用テレビがあって、上越市の広報番組のようなものが上映されている。この番組の製作著作のクレジットまで見て、改札に入り、快速くびき野3号に新津まで乗車。のどかな田園&住宅地風景。

で、新津駅到着後、駅弁売りのおばさんが改札内でなにげに声をかけてくるが、いったん改札を出て周辺をうかがう。でも結局、駅弁にしよう。さっきのおばさんから改札外で駅弁を購入。列車がもうすぐ出るけど大丈夫かと気を遣ってくれたが、出ようとしているのは磐越西線。小生が乗り継ぐのは羽越本線なので、問題なし。改札内の待合室で食す。ここにもBSN専用テレビ。やってる番組は3分クッキング(もちろんCBC版)だ。落とさないよう神経を遣いながら完食。

で、新発田行きに乗り込む。磐越西線への乗り継ぎ客よりもずっと少数派のようだ。ローカル線でおなじみのキハ110系気動車だが、「本線」だけあって、走りは快適だ。阿賀野川を拝んだりしながら、ムクちゃんの故郷と思われる水原などを過ぎ、柴田じゃなくて新発田駅に滑り込む。駅の待合室では「風のハルカ」が上映されていたが、見終わることはできず特急いなほ5号に乗車。

で、海が見たいのに、D列なので、山側なのだ。望遠レンズを活かし日本海を狙うが、あんましましな写真は撮れず。粟島に思いをはせつつも、指定席をおさえるのが遅くてはどうしようもない。本数が少ないだけあって、結構な乗車率。駅名表示板が旧式ばかりで、市町村名が書いてあるタイプのが多かったが、新潟県内で合併したばかりの市の駅のは不自然に消されていた。そして、鼠ヶ関駅に入る(通過したはずだが)と、山形県だ。ここから先は、なんと古い地名が生きている。例えば「山形県西田川郡温海町」のまんまだ。あつみ温泉駅なんて、鶴岡市になったことを認めていないかのように、駅の中の広告看板も旧地名で徹底している。でもJRの管轄はどちらも新潟支社だ。地元がこの合併を、よく思っていないのだろうか。

そして、酒田駅に着く。改札口はこれから自動改札機を設置するために掘った穴をふさいでいる感じで、バリケードがあった。狭い有人改札を、土・日きっぷを軽く見せて通過。見知らぬ人に、これから市民会館に行きますかと尋ねられる。会場までシータク相乗りしましょうということだが、小生はこれからテルホなのでと断る。そういえばシータクに乗れば昼の部の開演に間に合うのだな。テルホに行く前に、バス停を軽く確認。庄交バスの酒田駅前停留所兼酒田市営バスの酒田駅正面口停留所は簡単に見つかる。市営バスの酒田駅前停留所は見つけられなかったが、今回は利用しないのでいいか。テルホのフロントはかなり混んでいたので、チェックインに10分かかった。翌朝7時からの食事を予約し、部屋でしばし休憩。部屋からは鳥海山が見える。備えつけのラジオからはNHK FMらしき局とYBCラジオが聞こえる。

そして、山寺行きの庄交バスで中町の停留所へ。結構暗い。歩いてテルホに帰れるのか。街灯が ほとんどないのだ。運賃は100円。このバスは本町荘銀前の停留所が市民会館にいちばん近いのだが、そこまで調べきれず。ただ、打ち上げができそうな場所のあたりはついた。酒田市民会館「希望ホール」は、外から見ると、何かが行われているようなイキフンがない。トレーディングポスターを広げてなどしているヲタの姿は皆無だ。もっとも、外はかなり暗いので、できっこないのだが。ホールのロビーに入る。森山直太朗のチケットは売り切れてしまっているらしいが、こちらハロ☆プロ パーティ〜は、当日券がある。開場時刻の17時半に入場。結構家族連れが多く、市販のチケットを持った人が多い。ファンクラブチケットを持っているだけで目立ってしまうほどだ。入場後は今年のハロプロシャッフルユニットのDVDと、会場限定パスと、1枚トレーディングポスターを購入。トレポはぁゃゃだ。客席は結構ゆったりしている。東京厚生年金会館とは天と地の差だ。見晴らしもいいほうだ。こういう面は、地方のほうが恵まれているのだな。神奈川から来たという人に声をかけられる。同じテルホに泊まるようだ。氏はメロン記念日のファンって結構マニアが多いですねなどと言うが、ハロプロのお子様集団にやたら詳しい氏のほうがよほどマニアだと思う。

そして、今回の旅の連れと、ここでやっと合流。といっても、席は別だ。やや連れのほうが斜め後ろ。開演。メロン記念日の中では、瞳んへの声援が微妙に多い。瞳んは隣の新潟県人、村っちも隣の宮城県人であるが、日本海側ということで、どちらかというと瞳んの地元という感じか。それに、JRの管轄はここ酒田までが新潟支社だ。そういう理由で小生は瞳んのバースデイTシャツ。Wの曲に関しては、連れがののたんの振り担当なので、小生はあいぼんのフォローに挑戦。マイクをいつの間に持ちかえるのが難しい。しみじみと思うのだが、7人ともよくこんな遠いところまで来て頑張っていると思う。でもそれは、自分らも遠くへ来てるということで、やや身震い。○○なしでは生きていけない、をテーマにしたトークでは、ののたんが家族への思いを感動的に語る、が、あゆみは普通に辛いものの話。そこでののたんが壊れ、一味唐辛子って??七味なら知ってるが、と、ぶちこわし。(笑)しかもマサオ君、ライブ終了後に、村っちと汗だくのスパッツを顔面に向かって投げあうようで、汗だくだとかリアルな修飾語が追加されていき、イメージ壊さないようにと冷や汗気味。こういうぐだぐだトークを地方で聞くと、なんか得した気になる。最後、ぁゃゃとののたんが腹巻きを巻いていた。腰でも痛いのか腹でも壊したか。ののたんがそういえば正露丸にはラッパのマークとひょうたんのマークがあるよねぇと言っていたが、やっぱり仮面ハライターにでも変身していたのだろうか。

終演後は、足早に中町へ繰り出す。連れがここに向かう途中のシータクの運ちゃんに、食事のできる場所を聞いておいたようで、やっぱり駅周辺には店がなく、小生が当たりをつけておいたあたりになるらしい。某全国チェーン、に入るかと思っていたが、その向かいに小生が気づいていなかった郷土料理店があり、せっかくなのでこちらに。比内地鶏などを味わう。ライブのことはもとより、互いの道中の話とか、春に旅がしたいねとか、そんな話。

コンビニに寄ってテルホに戻り、おのおのの部屋で寝る。あすは小生が寝ている間に連れが出発し、仙台駅で再会することになる。