「かっぺいのいったりきたり」 JOKM-TV ch 42 2005/11/22分
「この番組は9月に放送されたものです」とテロップ。
栗原市の一迫地区のヘチマ水のお話。
夕方、荷台にポリバケツを積んだ軽トラが走りまくっている。このポリバケツの中身がヘチマ水。
もともと農家が夏の陽よけとして栽培し始めた。
昭和59年の減反政策をきっかけに本格栽培が始まった。
46人の生産者が10 haの土地で栽培。
ヘチマ水は根っこから60 cmのところで切り取った(実も切り落とす)茎を数本束ね、1日2回ビニール袋で採取。3回の回収で10リットル。
ヘチマは10月ごろが結実期のため、中秋の名月あたりに多くの水と栄養が根っこから吸い上げられる。これがヘチマ水。
用途は化粧水。
肌になじみやすく、保湿効果もある。ヘチマ水はヘチマ処理施設で処理され全国に出荷されている。
ヘチマは糸瓜などと書く。「いと」が「と」となり、いろは歌の「へ」と「ち」の間なので「へち間」。