こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

Inter BEE見学記(送信・評価システムなど)

デジタル放送の法定同録装置
横河電機(TBSブースで)とNHKアイテックが出品していた。再生時のシステムに差異があり、ワンセグについては、NHKアイテックは変調機に入れてRFを取り出し実機で再生するが、横河はソフトウェアデコードをしてPC画面上で再生。(iLink経由で実機にTSを入れてデコードするすべがないため。)
過疎地用などの中継局システム
NHKアイテックが展示。受信地から光で信号を伝送し再送信するまでのシステム。アンテナも含めて広帯域であるため複数波(複数社)の共用が可能。無線局(放送局)としての免許人はあくまで各放送事業者になるが、金を出すのは自治体になることもある。安価で広帯域な送信アンテナを開発中。
ワンセグプレビューシステム
データ放送のコンテンツを放送前に実機でプレビューし、見え方や動作などを確認するシステム。松下電器リーダー電子がそれぞれ出品。松下のだけ説明を聞いたが、映像コンテンツやBMLで記述されたデータをPC上でTSにして、あとは別途用意した変調機に流して実機で見れる形。OSはWindowsだったが要求スペックは聞きそびれた。松下内の担当事業場はパナソニック システムソリューションズ社のブロードメディア本部。
エアコン
東芝が送信局の局舎向けに対応をしてることをアピールしていた。ベースは一般品で、それだけで電気的なノイズの少なさは十分なのだが、周囲の環境や設定温度が特別なため、1枚が専用の基板になる点が違う。(ベースになっている一般のエアコンの完成度が高いことを強調していた。)
TV中継局用広帯域アンテナ
ブロードワイヤレスの説明を聞いた。送信用は1つのメインモデルにつき3バンドに派生。しかるべき共用器を入れれば、その各バンドの範囲で複数社・複数波の送信ができる。VSWRは1.15以下。受信用のグリッドパラボラはオールチャンネル対応の標準品化を実現。VSWRは1.40未満。一般的なグリッドパラボラは教科書的なダイポールアンテナを使っているが、こちらはアンテナの素子部分が樹脂なんかで固められている感じの独特の形をしており、ここに秘密がありそう。