日記
帰宅後たまった番組を見ようとしたら、tvkで秩父鉄道が流れてたのでそのまま見てしまう。そのあといろいろ番組を見てから、ついに「キラーストリート」(KILLER STREET)の封を切る。1枚目だけ聴き終えた。高校生時代好きなナオンを思いながらサザンオールスターズを狂うように聴いたときと同様、シャッフルなどせず、収録順に聴いて味わいたいアルバムだと思った。(もちろん好きな曲だけ聴きたいこともあるが。)桑田佳祐氏が記したライナーノーツを見ると、シングル曲もリミックス・リマスタリングをして収録しているようで、まったく同じ音ではないとのこと。アルバムとしての整合性を取ろうとしてるのだと思うが、シングルを既に持っているリスナーとしては、おのおののトラックの価値が下がらないわけで、好感が持てる。アルバムバージョンは、よりパワフルでファンキーな作りだ。もっとも、いったん収録したフレーズをチョッキンしたりテンポを上げたりと、いろいろ現代の技術でいじってるところもあるそうで、そのあたりは幻滅しないといえばウソになるし、サポートミュージシャンのことに必死でサザンとしての音づくりをどうしてるかの説明がいまいち弱いなとは思う。
もっとも、一般にリミックスというとまったく音が変わってしまったりしてしまうことが多いが、それはリミックスであることをジャケットなんかの曲名一覧に示すには、そこまでしないとクレームのもとになるからであろう。商業的には、普通そうせざるを得ないわけだ。しかし、このアルバムに関しては、買ってライナーノーツを見て、初めてリミックスであることの明記を見ることになる。それを見なかった場合、注意深く聴きこむリスナーでないと、気付かない程度の違いなのだ。ミキシングやマスタリングはロハではできない。アマチュアミュージシャンなら、スタジオ占有時間は1時間でも短くしたくなるものだ。もっと大々的に、リミックスであることを謳えば、シングル曲が多いという理由で買うのをためらってる何万人という人が、買ってくれるかもしれない。しかし、あえてそこまでしない。いろいろな面で余裕のありすぎる、サザンだからこそできる、隠れた心憎いサービスなのだ。ハロプロでもこれくらいのことやってくれないかなぁ。(ぼそっ。)
なお、ずいぶん立派な携帯ストラップかキーホルダーのような特典がついてきているが、同じアミューズのBuzyとかいうグループが1000円くらいで出したコンサートグッズのストラップよりずっと立派なのはどうしたことか。
早く、2枚目も聴かねば。