日記

以前中ノ森BANDの対バンとして見て、印象のよかったCATCH THE TOYなるバンドを見に、同じ経緯の連れと意気投合して参戦。というか、昨日突然行くことになったので、いろいろきょうの行動計画が組み上がってなく、渋谷で延々と書店やCDショップの散策をしてしまった。受験勉強がひと段落したことで、何か本を読みたくなってきた。連れがあとから来るため、19時過ぎぎりぎりに入場したが、K社の携帯もW社のPHSも圏外なので、その心づもりを。1組目（というか1人目）のLINAさんがすでにパフォーマンス中。10分程度だったと思うが静かなイキフンの中でも存在感を出していた。2組目は山水なるバンド。といっても某オーディオメーカーとはあんまし関係がないようで、「やまみず」と読むのだそうだ。メンバ編成の詳しいところは忘れたが、ギターやベースが3、4人、それにフルートあり。こういうインストバンドもありだなぁとほのぼのしたが、MCもほのぼのしており、フルート用にリバーブやエコーのかかったマイクでフルートの人がエコーをかばうようにしゃべるのがなんだか。教科書的なPAならリバーブやエコーを切るところなので、意図的な演出か？

さて、CATCH THE TOYの出番だ。ヴォーカルだった人が抜けて、ギタリストの1人だった吉田絵里香さんがギターを持ったままリードヴォーカルも担当するようになった、新生第1弾のステージだ。5曲を演奏した。彼女のしゃべりがこんなちゃきちゃきだったとは、7か月前は気付かなかった。だが、演奏そのものは…なんか、いっぱいいっぱいだね。ベースともう1人のギターはとても鮮やかなのだが、絵里香さんが重い荷物をしょってるような感じ。精一杯歌ってることはよくわかる。音楽自体は美しいし、歌もまっすぐな球を投げている。でも、会場のいちばん後ろにいるような客がそれを「捕球」できているかどうか。たぶん、「捕球」する前に、「ゴロ」になっていたのではなかろうか。7か月前中ノ森BANDの対バンとして、初めて彼らを見た状態がもしこういう感じだったのであれば、きょうここには来ていないかもしれない。だが、一度は我々をときめかせてくれたバンドだ。これから再生していく姿には、十分期待したいところだ。方向性は間違っていない。あとは「球威」を増していくだけだ。あとで絵里香さんに声をかける時間があったが、正直言わなくてはいけないことは言いつつも、今後に期待してることは言わせていただいたし、アンケートも書かせていただいた。5曲とも彼女の作品であり、3曲が新曲、あとはアレンジを変えたのだそうだが、正直7か月ぶりの2回目なので、どれが新曲かわからなかったりする。もっとも、小生が以前見た場所を言ったところ、彼女はすぐに中ノ森BANDとの対バンだったということを思い出したようだ。1つ1つ、記憶に残るステージを大事にこなし、ファンをつなぎとめてくれることを期待。

次のバンドは、羽合、じゃなくて多分ハワイから来たというSALADBAR。爆音系ギターサウンドって感じ。ハウリングも音楽のうちです。最後が今回のホストのmonmon。最初の曲でヴォーカルの人が丸いめがねをしてたのが、寿がきやラーメンのCMでセントラルパークにて歌を歌う宮地佑紀生氏の姿に似すぎていて、脳内でほくそ笑んでしまう。しかし、音楽的にはいたってまじめでストレート。最高の盛り上がりとなる。絵里香さんもリスペクトしてるようで、入場時にもらったCDを落ち着いたら是非聴かねば。

終演後、連れ行きつけの店に打ち上げに行くが、CATCH THE TOYを論じる言葉がしばらく浮かばず、交わす言葉がなかった。中ノ森BANDなんかの話題をするが、結局CATCH THE TOYは今後に期待ということで。