こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

第3級海上無線通信士受験(1日目)

出陣

直接受験したのは第3級海上無線通信士3海通)だが、第1級陸上無線技術士1陸技)所持により工学は免除だし、その1陸技のおかげで3海通1海通に化ける予定だったりするが。晴海トリトンで軽食あーんどコーヒーを飲んだあと、江間忠ビルに移動。受験番号ごとに座る列が指定されているが、1海通、2海通は1列ずつだけで、ほとんどの受験生が3海通の受験生だ。航空無線通信士ほどの混雑ではないが、第1級海上特殊無線技士よりはずっと多い。3海通の受験生はその手のセーガクさんが多いようだ。逆に1海通などは人生の先輩方が多いようだ。何人かの受験票に目をやると、何かしら免除科目のある人ばかりだ。平日を2日もつぶす試験、一発取得は厳しくて当たり前。自分だって、今回2日休めるかどうかわからずに出願したのだし。

法規

試験の流れとか形式なんかは、いまさら書くまでもない。おなじみのチーフ試験官らしき方が説明し、マークシートに受験番号とかを記入し、開始。結構、うろ覚えの問題が多く、不安。A-2に電波法第26条の2の、電波の利用状況の調査に関する問題が出ている。第1〜3級の海上無線通信士の問題では見た覚えがないし、教科書にも項すら存在しなかったはず。が、これ、1月に受けた1陸技で見た覚えがあるな。記憶に頼って答えを決める。わからん問題は、いくら考えても無駄だという人もいるかもしれないが、ある程度の理屈はあるはずで、それなりに頭をひねってみる。遭難通報などを受信した場合の対応も、書き方が自分のノートと違うと、何か不安だ。本来、人命を救うための問題は、教科書の字面でなく、自分の言葉で理解するべきなのだが、自分の言葉だけで理解しても不十分なのだと実感。途中退出は60分後なのだが、慣れない鉛筆でのマーク(普段はシャープペン使用)に手こずり、試験開始後70分で試験室をあとにする。ノートや教科書で自己採点をしてみると、上述の電波の利用状況の調査の問題以外の正解が判明。最後の問題の、国際電気通信業務の穴埋め問題、特権とか特恵とか同じような意味の言葉を選ばせるなんてなんて意地悪で意味のない問題なんだろうと思いつつ、自分は電気通信事業に間接的にしろ携わってるわけで、こういう条文があるということはきちんと頭に留めておかねば。

帰宅後の調査の結果、A問題1問失点、B問題をぼろぼろ5穴落として5点失点で、90点。落としたA問題は、型式検定が必要でない機器を選ばせる問題。双方向無線電話の類はこの対象だという認識がなく、誤答。B問題のうち1つは、選択肢を全部見ておけば失点が防げた。直感だけで回答するのでなく、10個の選択肢をきちんを吟味しないと。もっとも、91点が90点になったのを悔やんでは、明日が迎えられない。60点が59点になったんじゃないんだから。