こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

電気通信術@航空無線通信士について

8月11日のきのこさんのコメントにレスします。

初めまして。経営学部に通う大学1年生です。私はパイロットになりたいので航空無線通信士の資格を取りたいと考えています。電気通信術の試験はぶっつけ本番はキツぃですか?勉強方はありますか?

はじめまして、工学部出身の職人です。読んでの通り、私は航空従事者でなく通信屋さんなので、パイロットになるすべはアドバイスできませんが、電気通信術の試験に関してコメントします。

ぶっつけ本番は難しいです。私はアマチュア無線の電気通信術(モールス)とまとめて練習した成果があったので、通話表の送話受話だけの練習はあまりしていませんが、試験終了直後隣にいた人の受話用紙をちらっと見たところ、ところどころ脱字していたので、慣れていないと難しいと思います。

練習法としては、alphaとかbetaとかを自分の声で収録し、毎日携帯音楽プレーヤなどで聞きまくるのがいいと思います。モールス受信の試験を受けたご経験がなければ、本番と同じ形式で受話の訓練もするべきでしょう。慣れていないと、2分100文字はかなり速くしかも多く感じられると思います。読み方としては、法規の養成課程用の教科書の後ろなどに書いてある発音記号の通りに読めば大丈夫です。強く発音すべきところをはっきりと読んでいれば、ピッチの上下(yankeeのkeeの部分が上がってしまうとか)はあまり問題にはならないようです。極端な言い方をすれば、カタカナ英語でもいいでしょう。

きのこさんには、場数を踏む意味、そして滑り止めの意味でも、航空特殊無線技士との併願をおすすめします。10月の航空特殊無線技士の出願期限はもうすぐです。