こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

1998年ごろより毎年参加(いや、去年は行けなかったが)のともえちゃんまつりであるが、今回は内容より、まず告知について苦言を呈したい。午後?とか台場駅北口?とかWebに書かれていたが、はっきり言ってふざけすぎ。結局始まったのが15時40分で、しかもCXの敷地の中であり、ここは北側とはいえ北口とは言わんだろう。こんな炎天下、昼過ぎから客を待たせていったい何を考えているのだ。フォークゲリラなので、場所とか時間をはっきり告知しないという「演出」があることはわかっていたが、あまりに客を翻弄しすぎ。途中いったん抜けたが、最後までイベントを見てもなお、こういうやり方をした必然性が感じられなかった。

で、時系列的な記述に入るが、12時ごろに台場駅北口あたりの木の床のあたりに座り、様子をうかがってみるが、何も起こらず、ただ無神経にやってくるトロ列車(人間が先導してるが)を見て、不安とイライラが募る。腹が減ってくるが、アクアシティの中の飲食店はどこも混雑しており、下手に時間をかけると悔しいことが起こりそうである。夏休みの中の貴重な1日、こういう待ち方をするくらいなら、家に帰って掃除とかでもしたいなんて思うわけである。で確か、14時くらいだっただろうか、これで何も起こらなければ帰る、もしこのあと何かあったとしても後悔しない、と思ったところで、たまたま隣にいた、同じ境遇だった見知らぬ方に話しかけられる。この方はケメ子を中心としたハローのヲタだということがわかり、一応篠原目当てであるが歌は歌わないんだろうなぁという複雑な心境の小生としてはその複雑さの説明に困ったが、ハローの話が通じつつ例年のこのイベントがどうたらこうたらという話題につながり、結局は問題なし。ケメ子が出演した「羅生門」はやっぱり、舞台をよく見に行く人からしてもわけわかな作りだったのね。開演は15時ごろとかいう噂を聞き、もうちょっと待ってみようかという気になる。やがて、ここ台場駅のすぐ北口でなく、CX敷地内のステージが会場なのではという噂が、そのケメ子ヲタ氏の携帯に入ってくるので、移動することに。小生的には疑わしく思えたが、北側の歩道に面したステージではいかにもライブのセッティングらしいことが行われており、信憑性が高まる。15時を過ぎるが、ここにいる人のほとんどは何が起こるかよくわかっていないらしく、単なる通りすがりの方はあきらめてどんどん脱落していかれる。何時何分から何が起こるかオープンになっておらず、ただ、何かにすがるような思いでこのイベントがあると信じている純粋な方々がふるいにかけられるように残っていくのである。マスコミ関係者らしき方が前のほうに入ってくるが、ちらっと見えた資料より目当てのイベントであることの確信はついた。しかし、いつ始まるかはわからず。こいつらにはすべて知らされてるんだろうなぁと思うと、恨めしさを禁じ得ず。

結局開演は、小生の時計で15時38分ごろ。フォークゲリラなのだからあんまり長くやらないだろうと思っていたら、坂崎幸之助氏がのんきに「3時間半」と言うのに会場中から脱力感あるブーイングのプレゼント。しかし問題は、その坂崎も篠原も目の前にはいないことである。ただ、PA越しに声だけが聞こえてくるのである。だいたいどのあたりにいるか察しはついたが、せっかくの篠原の12弦ギターの演奏シーンも肉眼どころか画面越しですら見ることを許されず、拍手を贈る気が失せた。

そのあと、終演後にWebで発表されたとおりの内容だったが、現場では第何部で何があるのかは直前まで伏せられていた。このステージ、真ん中を中心とした3分の1近くの面積をハロヲタの方々が占めていたが、第1部が終わり第2部が別の場所で「ゲリラ」的に行われることがほのめかされて以来、ハロヲタの方々はあまり動こうとしなかった。係員も第3部はここであるからと、とどまるように指示。結局第2部では7階のステージの様子を画面越し(音声とずれていたが)に見ることができ、なっちとケメ子は最後にちょこっと出ただけであった。第3部でなっちとケメ子を前面に出したステージが再び行われ、係員の指示は正しかったといえる。
http://www.fujiint.co.jp/FOLKJAMBOREE/

もっとも、特筆すべきは、篠原ともえ本人であった。ここ2、3年、冠イベントだというのに「アシスタント」として干されまくってきた彼女、それを憂うかのごとく、毎年のように篠原の現場に来てた方々を全く見かけなくなってしまった。今年はついに連れなしにここに来てしまった。こういう言い方はしたくないが、今年は「意外」に奮闘してくれた。歌をちゃんと歌ってくれて、しかも心がこもっていて安定している。ギターやオカリナは多少不安だったが、歌に関してはブランクを感じさせないどころか、今まで見たどのステージよりもいいのではないか。ハロヲタにわかるように例えて言えば、「1曲だけ歌う機会を与えられたケメ子」のような感じだ。彼女は精一杯多くのハロヲタを手玉にとっていたが、やはり、本当の意味でここに来ているべき人が少なく、小生的にはやりきれない感じだ。いっそのこと、別の友恵さんの熱心なファンの方がここに遊び半分でもいいから声援をあげに来ていてほしかったなぁなんて思ったりもした。

で、運営的な話に戻るが、第2部の途中でケメ子ヲタ氏を置いてシーメイークーのため退出。つらい「自己管理」だ。第3部にて期待できるような内容はないだろうと思って、もう戻らないかもと言ってもみたが、念のためケメ子ヲタ氏と連絡先交換。しかし、ラーメンにありついたところで、第2部にて事前告知のメンバが出尽くしたかのような携帯メールがケメ子ヲタ氏から来る。ということは…?急いでラーメンを食べ戻ると、ケメ子ヲタ氏は小生のためのスペースをキープしていてくれた。感謝、感謝。で結局第3部も満足のいく内容で、最後まで見ることができた。結局今日は、ケメ子ヲタ氏には頭が下がりまくり。氏のひと声によって、要所要所足を踏みとどまらせてくれたからこそ、今日のお目当てにありつけたのだから。こういうな何が起こるかわからんようなイベントだったわけだが、そこにてこれまた起こるとも思えなかった人との出会い。ちょうど悪魔に神様がぎりぎり競り勝った感じで、あきらめてはいけない、未来に何が起こるかは本当にわからない、ということを感じさせられたのであった。

で、このイベントというかステージ、ふつうは前説でされるべき(前説すらなかったので)撮禁のアナウンスが積極的にされておらず、カメラを挙げた人を前の係員が見つけるたびに興奮したような表情で×を掲げるのであるが、目の前でこういうことをされるのはうざったくてしょうがない。こういうときは「グラウンドの上の石ころ」と割り切らなくてはいけないなと、再認識。第2部の途中で退出したときに後ろの柵に「撮影禁止」との張り紙を見たが、すぐ後ろは公道である。果たしてこれでいいのか?

で、結論。確かにいいものを見ることはできたが、ここまでしないといけなかったようなイベントなのだろうか。制作側は粋な「演出」でもしたつもりなのだろうが、こんなもの音組の自己満足以上の何ものでもない。これによってどんどん帰っていく人もいたわけだし。こうしてステージを分けるのであれば、むしろきちんと告知をして客層を最初からきれいに分けたほうがすっきりしただろう。今回、客は客で当然苦しい思いをしたわけであるが、「篠原ともえ」にとっても、最大の試練につながったような気がしてならない。

2年ばかり生の篠原の歌から遠ざかっていた小生、篠原ともえのどこが好きなのか整理がつかなかったのだが、あくまで歌を歌う篠原が好きなんだなと、自分を確認。今後は体と時間に負担をかけない程度に応援していきたいと、今日のイベントを見て感じさせられた。