こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

また出題ミス

先日の電気通信主任技術者試験(伝送交換主任技術者試験)の、設備管理の公式解答が訂正されました。問5の(キ)が○の7から4になりました。つまり、Cの記述は、正しいのでなく、間違いだということになります。L2TPが「リモートサーバ」にアクセスするためのプロトコル、だというところにネット上で物言いがついてたのに対応した訂正と思われます。おそらく趣旨は下記の通りでしょう。
http://mt.umemoto.org/archives/2005/07/post_879.html

出題者は、リモートサーバへのアクセスによく使われる、くらいの意味でこういう表現をしたのでしょうが、確かに厳密には間違ってます。L2TPのすることはトンネリングであり、リモートにあるサーバとの対向とは限りませんね。

でも、そうなると、問1の(カ)の、スイッチングハブの段数制限の件はどうでしょう。上記URLによると、規格上は段数制限はないというのが出題者の意図ですが、現実には制限があります。どっちが「厳密」なんでしょうか。結局、問題文が国家試験としていいかげんだと思います。試験って何のためにあるんでしょうか。規格にあることを求めるのであれば理解できます。でも、この問題は、現実には制限があるが規格には載ってない、ということを知っていることを求めたわけです。重箱の隅の隅をつついたわけです。いったいこの試験は、どういう技術者を求めてるのでしょうか。

結局、筆者の設備管理の点数は、このおかげで3点上がり、74点になりました。もっとも、この試験では100点と60点とは等価であり、60点と59点とは天と地の差があります。57点だったが60点になった人にとってはものすごく意味のあることだし、逆に62点だったが59点になった人にとっては気の毒この上ない結果です。もっとも、上でL2TPについて偉そうに書きましたが、試験当日の筆者には実はその知識がなく、まぐれ当たりだったりします。(爆)あんまり喜んではいけませんね。スイッチングハブの件は、「現実」を踏まえた解答をしましたが…。