こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

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主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

第1級海上特殊無線技士試験(平成17年6月)自己採点

本日日本無線協会から英語、法規、および無線工学の問題と解答が発表された。
このうち筆者が受験した英語と法規について全問題の講評を行う。
なお、自己採点の結果は満点なので、「自分の解答」と「正答」を区別せず記述する。

英語

QUESTION 1:もっとも簡単な問題。余裕で書き取れる問題であり、また迷わせる選択肢もない。ごく自然に1が解答となる。言い方を変えれば点数をプレゼントしてくれる問題であり、落とすと「痛い」問題だといえる。
QUESTION 2:1が正解かと思わせられるかもしれないが、質問はいま乗船している人数を問うものであり、定員を応える1は題意にそぐわない。単にTwentyと応える2が正解。
QUESTION 3:質問は受験生のレーダに質問者(の船)が映せるかどうか問うもの。なので2〜4はかみ合っておらず1しかあり得ない。1も微妙にかみ合ってないように思えるかもしれないが、レーダを見た結果を話してると考えれば、文脈によってはありえる応答である。1分間でこのへんの判断をしてマークするのは慣れないと厳しいかも。
QUESTION 4:予定の航海時間を問うものなので、4しかあり得ない。
QUESTION 5:筆者のような船の英語を十分知らない受験生の多くには、文中のhold(船の英語では荷室の意。)が選択肢の2にある単語のcoalに聞こえてしまい、2がもっともらしいと感じたことだと思う。しかし、holdに聞こえようがcoalに聞こえようが、3と4はまったくかみ合わないし、未来形の文である1も題意に適さないことは想像がつく。結局文法的な絞り込みで2を正答することが可能。だが1分間でこのへんの判断をしてマークするのは結構厳しい。もちろんholdを知っていれば、“hold”の中に“coal”が積み込まれていることが理解できることになる。

ということで、いかに簡単な問題を落とさないかが重要。もちろん船の英語に慣れるに超したことはないのだが。

法規

〔1〕アマチュアの問題で、難なく4。
〔2〕過去問をやっていれば2を解答可能。
〔3〕初級ハムの問題で、難なく1。
〔4〕これも初級ハムの問題で、難なく2。
〔5〕4と同類の問題で、難なく3。
〔6〕プロ資格の受験勉強経験があれば難なく1を解答可能。
〔7〕「遭難通信」を抜きにすれば初級ハムの問題で、難なく1。
〔8〕これも初級ハムレベルか。難なく2。
〔9〕過去問をやっていれば3を解答可能。
〔10〕3番の156.8 MHzの意味を知っていれば、理屈でこれを解答可能。2182 kHzの意味も要チェック。
〔11〕これも初級ハムの問題だったような気がするがあんまし問題で見た覚えがない。無事2を解答。
〔12〕通信士系の問題では定番か。難なく4を解答。

ということでいくら特殊無線技士とはいっても、船舶の安全に関する通信を担うわけなので、アマチュアの知識だけでは合格が厳しいのは当然のこと。過去問の学習が重要。