こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

きょうのお勉強

架空電線の支持物と架空強電流電線との間の離隔距離

電線(の類)同士の離隔距離の規定と混同しないこと。
表現は条文の原文*1に対して多少言い換えてあります。

低圧・高圧の場合
架空強電流電線の使用電圧及び種別離隔距離
低圧 30cm
高圧・強電流ケーブル 30cm
高圧・その他 60cm

特別高圧の場合
架空強電流電線の使用電圧及び種別離隔距離
35000V以下・強電流ケーブル50cm
35000V以下・特別高圧強電流絶縁電線1m
35000V以下・その他2m
35000Vを超え60000V以下のもの2m
60000Vを超えるもの2mに「60000Vを超える10000V(端数切り上げ)ごとに12cm」を加えた値

架空電線と低圧又は高圧の架空強電流電線との間の離隔距離

表現は条文の原文*2に対して多少言い換えてあります。

架空強電流電線の使用電圧及び種別離隔距離
低圧・強電流ケーブル、特別高圧強電流絶縁電線、または高圧強電流絶縁電線30cm
強電流電線の設置者の許可を得た場合は15cm
低圧・強電流絶縁電線60cm
強電流電線の設置者の許可を得た場合は30cm
強電流電線が引込線であり、かつ架空電線が別に告示する条件に適合する場合であって、強電流電線の設置者の許可を得た場合は15cm
高圧・強電流ケーブル 40cm
高圧・特別高圧強電流絶縁電線、または高圧強電流絶縁電線80cm

各種緊急な通信

下記のいずれも免許状に記載された目的、通信の相手方、通信事項、および運用許容時間を超えることが許される。
遭難通信の場合、免許状に記載された事項をさらに超えていいことがあるのに注意。

遭難通信
船舶又は航空機が重大かつ急迫の危険に陥った場合に遭難信号を前置する方法その他総務省令で定める方法により行う無線通信。免許状に記載された無線局の設置場所や空中線電力などを超えることが許される。
電話ではMAYDAY、電信では{SOS}を呼出および通報で使用。
緊急通信
船舶又は航空機が重大かつ急迫の危険に陥るおそれがある場合その他緊急の事態が発生した場合に緊急信号を前置する方法その他総務省令で定める方法により行う無線通信。
電話ではPAN PAN、電信ではXXXをを呼出で使用。
安全通信
船舶又は航空機の航行に対する重大な危険を予防するために安全信号を前置する方法その他総務省令で定める方法により行う無線通信。
非常通信
地震、台風、洪水、津波、雪害、火災、暴動その他非常の事態が発生し、又は発生するおそれがある場合において、有線通信を利用することができないか又はこれを利用することが著しく困難であるときに人命の救助、災害の救援、交通通信の確保又は秩序の維持のために行われる無線通信。
{OSO}を呼出事項に前置。ヒゼウ、又はEXZを通報に前置。

{SOS}などの括弧は、字間スペース(短点3つ分)を短点1つ分に詰めて打電するもので、一般に印刷物では上にバーをつけて示すものである。

*1:有線電気通信設備令施行規則第4条より。

*2:有線電気通信設備令施行規則第10条より。