こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

大型連休(協会用語)前の御用納めであるあすに仕事を残したくないので、残業。うちのチームで働いている派遣さんの悲鳴。増員を要求しているが、なしのつぶて。まさに板挟み状態だ。

そんな中、世の中では、航空にしても鉄道にしても、信じられないような人災が起こりまくっている。これらの事故は、目先のコストダウンにつられて、仕事の質を落としてないか、ということを、世に問いかけている。

今回の尼崎のJR西日本脱線事故にしても、私鉄との競合を意識した経営が文字通り「脱線」し、1秒単位で遅れを管理され、人事的な処遇に直結しているという、精神論的なやり方が明るみになった。旧国鉄は「安全は輸送業務の最大の使命である」を綱領としてきたそうだが、いまや風前の灯火だそうだ。事故が起こってからでは遅い、と他人ごとのように言うのは簡単だ。小生の周辺でもやれ「人を大事にする」とか「スーパー正直」とか聞こえているが、実際どうだろう。1人1人にしわ寄せを押しつけられ、「考える」時間を奪われ、仕事の質を落としていないか。重大な欠陥を隠していないか。マスコミにばれないように特定の事業場に絞って労働条件を悪くしようとしてないか。小生はある程度裁量する立場にあるので、切り返したり「駆け引き」したりして解決する。しかし、人事権まではなく、時として板挟みになる。ただの社員としてできること、それは、こういうときこそ周辺に対して「スーパー正直」を貫くことではなかろうか。もちろん、口で言うだけではどうにもならないのだが、サラリーマンって常日頃こんな戦いをしなきゃいけない生きものなんだろうか。どのみち、残業を前提とした事業計画の中、精神論で仕事を押しこまれた末には、「脱線」は免れないのではないか。