こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

白川

最近、ふるさとネタが多いですが、世界遺産にふさわしいふるさとのアイデンティティを感じさせられます。がんばってください。

新「白川町」本土初 郡に属さず

平成の大合併」の流れで多くの新市・新町が誕生したきょう、本土で初めて郡に属さない町となる「白川町」が岐阜県に誕生した。合併したのは互いに約60キロ離れた同県旧加茂郡白川町と、同県旧大野郡白川村。飛び地合併としては異例の距離であるが、「同じ『岐阜県の白川』としてひとくくりで語られるからだけの理由でなく、それぞれが今まで築いてきたブランドイメージを向上させ、存在価値を高めていけると考えた」と旧白川村長の谷口尚氏。「合併協議会はたびたび紛糾劇があり、いま流行っているように大字名に旧町村名を冠するべきだとか、あるいは郡名をどうするかでかなりもめました」とこれまでを振り返るが、「どちらも白川なのに字に白川をつけたす必要はないですよね。旧白川町の黒川が『白川町白川黒川』だったり、旧白川村の小白川が『白川町白川小白川』じゃ住民は納得しないですからね。郡も今の地方自治制度では名前でしかないので、けんかするくらいなら郡を名乗らないのが最適ということで、全員が納得しました」と続ける。「結局は、距離は問題じゃないんです。合同で祭りをやるようになったり、(旧白川村の)白川郷で(旧白川町の)白川茶のキャンペーンをしたりで、すっかり心はひとつになってます。郡がないことによって書類の提出などでトラブルになることは想定していますが、我々の手で新しい白川町を育てていくことがいちばん大事なんですよ」と語った。また総務省自治行政局では「郡に属しない町村はこれまで東京都の島しょ部に例があるが、そもそも現在の郡は法律上の定めがなく、設置の判断は各都道府県で行っている。郡に属していなくてもまったく問題ない」としている。これまでの郡をまたぐ新設合併で発足する町村は必ず既存の郡か、新しい郡に属してきている。
新白川町の人口は約1万3千人で、約8割が旧白川町域に集中する。新設合併による発足だが、合併特例により旧町村の議員がそのまま在任する。町長選は5日に告示され、投票日は28日になる見通し。新町の役場は旧白川町役場に置かれたが、旧白川村役場は新町の振興事務所となり、2008年をめどに合掌造りで新築される予定。谷口氏と旧白川町長の今井良博氏はともに新町特別職の「伝統伝承大使」に就任した。
(4月1日 中日新間朝刊)