こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

宇都宮PLANETにて開催のPerfumeライブに参戦。東武の快速などを経由し東武宇都宮駅に到着後、会場をチェック。何回か行ったことがある土地だし、番地も調査済だし、ほんとうは不要と思ったのだが、技術的興味よりEZナビウォークにナビゲートされてみる。いざ使ってみると、なかなかいける。しかし、目的地近辺に着いたと思いきや、何もそれだとわかる目印がなし。さてどうしようかと思ったら、寂れて休業中のようなビルのシャッターに告知ポスターが。ここがハコなのかよ、と思いつつ、受付に行ってみるが、整理券の類はなく、単純に並んでいてほしいとのことなので、とりあえず昼食に移動。並び具合とか連れの某ドリヲタ氏の好みを総合し、今回は2回目の訪問となる正嗣の宮島町本店へ。20分ほど並ぶ。持ち帰りの客もいるので、列の長さほどは待たずにすんだ。しかし、オーダーしてから出てくるまでは10分ほどかかったように思う。焼いたりお持ち帰りに対応したり、2人でなんでもやってる中、所定の焼き時間を守るのはとても大変に思える。へたしたら帰宅するまで食事にありつけないかもしれないわけで、多めに注文するが、これが失敗。焼餃子4人前、水餃子3人前では。水餃子は見かけより腹がふくらむのだ。焼3人前、水1人前くらいが適切だったか。結局、水餃子は頑張って食べ、1人前強の焼餃子はお持ち帰りに。こちらから持ち帰りの箱を頼もうかと思った矢先、小生の表情を伺って声をかけてくれた大将の人情を、忘れることはないだろう。

そのあと、会場に行くが、改めて今回の会場、ただの昭和40年代の雑居ビルにしか見えない。地震が来たらどうなるんだか。ヲタ企画として、12日遅れのあーちゃんの誕生日祝いの、サイリューム祭りをするとのことで、どでかい黄色いサイリュームを受け取る。12日遅れというのは、ハロー!プロジェクトではありえないほどのんびりしているが、Perfumeだから、これでいいのだ。特に点灯タイミングというのもなく、常時持っていてくださいとのこと。開場20分ほど前まで、向かいのコンビニで寒さしのぎをし、並ぶ。前には7、8人ほどか。10分ほど押して入場が始まるが、エレベータ第1陣の最後に乗ったうちら2人、実際の入場はエレベータを最初に出た我々が最初になりそうだったので、申し訳なさそうに1人だけ先に行かせるが、後ろから(先に並んでいた人たちから)何も起こりそうでなかったので、2番手で入場し、最前がっつき確定。

さて、公演が始まるが、ステージに出てくるのはなぜか会議机。これから、ケーキのデコレーションを行うらしい。今朝作ってきたらしい、3つのケーキの下地があり、各メンバが思い思いのデコレーション。司会の掟ポルシェ氏との絡みがとてもまったりしすぎ。一字一句は正確ではないが「これは基本的にユルいイベントです」と掟氏談。彼女らが住む寮は、普段は火気使用禁止らしいのだが、誕生日祝いとかバレンタインなどのときは特別に許可を得てこういう料理をするのだそうだ。だが、ほかに実のある話がなされた記憶がないのがなんとも。掟氏の衣装であるコック帽子がどこどこのレストランのだとか。それをあーちゃんがかぶったら覆面になっちゃったのは笑えたが。たくさんの太い黄色いサイリュームに気付いたのはあーちゃん当人だったように思うが、客(今回のヲタ企画首謀者だと思われる)から突っ込まれるまで自分のためのものだと気付かなかったのもなんとも。でも、ハッピーバースデイを歌って、企画は成功。話を戻して、気になるのはこのケーキの運命であるが、なんとひと切れ300円で即売するという、衝撃の発表。

そのあと、いったんDJがあったかどうか記憶があやふやだが、程なくライブ。客層には思ったより女性がいたり、がっつき系の客と踊りすとに分かれてたり、いろいろ新発見があったが、これだけPerfumeを近くで見て、新たな感想を持つこととなる。彼女らの独特の踊りが、まるで音符を奏でているように見えるのだ。リズミカルという言葉が近いが、リズムは音楽の要素の1つでしかない。彼女らの踊りには、リズムだけでなく、音の高低とか、ハーモニーまでもが込められているように見えるのだ。彼女らはミニスカートだったので、生足が露出してるわけだが、よーく見て驚いたことに、思ったよりいくらか筋肉質に見えるのだ。ああいうかぁいい芸風でいて、見えないところでは相当厳しいトレーニングを積んでいると思われる。小生はこういう場所で下ネタをしない主義であり、あくまで純粋な表現として言わせてもらうが、彼女ら、案外、「脱いだらスゴい」と思う。最初連れられて都内の某遊園地に彼女らを見に行ったときは、こんなイタい踊りをする口パク集団なんか見てられるか!と思ったが、きょうはすべて生歌だし、トークでも和ませてくれるし、そんな中見せられた鍛え抜かれた動き。Perfumeの曲の多くは、音楽的にはcapsule中田ヤスタカ)そのものなのだが、踊りなど、楽曲以外のすべての面において、Perfumeとしての付加価値をいかんなく込めているのだと感じる。かぁいい、という仕事を本当に真剣にやっているのだ。完全に、Perfumeに対する思いは尊敬に変わった。

ライブのあと、掟氏によるDJタイムヲタ芸あり)があり、この間別室でケーキの手売り。人数分あるという説明に安心しきって、あとで行こうかと思ったら、手売りは終了。最後のサツアイで、公演終了後でも売ると聞いてほっとした矢先、Perfumeはもう出てこないとのこと。聞いてないよ。サツアイの内容はおもろかったのだが。盗みをカミングアウトした某タレントをダシに、オトナは悪いことを考えてるんで気をつけてくださいねーなんていうバースデイ祝辞は、掟氏にしか言えないし、それに対して「言っちゃっていいんですかぁ〜、だって小学生のときに…」云々とまじめに続けるPerfumePerfumeだ。どのみち、テレビのようなマス向けの枠には収まらない、温かさでいっぱいの3時間だった。

結局、ケーキはトーシロ(?)のチャンネーから購入。ケーキ300円にクッキー150円をたして450円のところ、400円にまけてくれたのはせめてもの罪滅ぼしだが、今回唯一の、段取りの悪かった点だ。Perfumeに関しては、残りものには福があるという格言は成立しません。で、残ってたケーキは、あーちゃん作(のはず)のレアチーズケーキと、作者不明のベイクトチーズケーキだったので、前者を購入。折り詰めに入れてチャンネーより手渡し。このあと、掟氏が降臨したので、言葉を交わす。ロマンポルシェ。の公演ではシースーを握ったことがあるらしいので、次回はPerfumeにもシースーを握ってもらおうかなとのこと。今回の公演、構成などの主導権は掟氏サイドが握っていたような感じだな。もっとも、涙の太陽イベントでお皿を回すという快挙を成し遂げたのにもかかわらずそのあとさっぱり業務上のつきあいがないらしいメロン記念日と比べれば、2回目の共演ということでPerfumeと掟氏、そして申し訳ナイタズとの関係はかなり良好に思われるので、期待して損はないだろう。大手事務所、しかも上場企業のアミューズが、ここまでPerfumeを「自由」にしてくれたのはいい意味で誤算だし、掟氏はじめ申し訳の方々にも拍手を送りたい。Perfumeにはもっとビッグになってほしいと思うが、決して単にメジャーになったり、あるいは単なる「アイドル」としてのカテゴリで大きくなってはほしくない。Perfumeにはあくまで、“Perfume”として大きくなってほしい。以前嘉門達夫氏が替え歌メドレーで、ムーミンはカバ、という趣旨の歌詞を作ろうとしたところ、ムーミンの作者から「ムーミンムーミンだ」ということで断られたことがあるらしいが、それと同じだ。それが理解されているからこそ、女性客が来るのではないか。

帰り、Suicaに5000円近くをチャージし、別途買った特急券で新幹線に乗ろうとするが、その新幹線区間を含む定期券でないSuicaでは新幹線に乗車できないことに改札で気付き、係員氏が便宜を図り超法規的に改札を通される。東京駅の精算所では結局現金で普通乗車券を買う羽目になり、現金がもっと少なかったら、と思うとぞっとした。無事帰宅し、あーちゃんのケーキ(のはず)を食しローフーに入り、余韻さめやらぬまま床につく。正嗣にも、Perfumeにも、文字通り心のサプリメントをもらった感じだ。