特許係争 松下電器 vs ジャストシステム
問題の本質は以下に集約されると思う。
- 特許としてそもそも有効か。例えばAppleがSystem 7で採用したバルーンヘルプはどうなんじゃ?
- 松下に対価が支払われるような判決ならまだしも、なにゆえ商品の「廃棄」なのか?
人それぞれ意見はあるだろうし、小生もクレームをちゃんと見ていないので突っ込んだことは書けんが、「大企業のベンチャーいじめ」という意見は明らかに的外れかと。特許制度は技術の発展のためにあるのであり、発明をした人はそれなりの報酬を手にでき、技術の再生産につながるものでないといけない。「廃棄」なんてとんでもない。双方のためにも、社会のためにもならない。
松下の、権利を大切にする趣旨、そして「知財立社」を世にアピールする趣旨は理解できるが、何がいちばん世の中のためになるのか、きちんと考えてほしい。