こちらは職人、ただいま交信中!

いきていく物語です。

気が向いたときに、思ってることを書いていきます。
相互に「交信」をする場です。コメントおよびトラックバック歓迎です。
主に鉄道と飛行機を利用する旅人です。
2008年にoneworld Sapphire、2016年にStar Alliance Goldのステイタスを取得。これらを有効に活用した空の旅についても発信していきます。
日本国内の無線従事者資格や、関連資格の多くを取得しており、その受験記も蓄積しています。
内容には誤りがないよう努めますが、誤りがないことの保証はいたしかねます。

日記

きのうの公式解答発表および自己採点を受け、1アマおよび2アマ国家試験の反省会(いや、1人でするんだけどさ)を開催。工学の満点が違うので単純比較はできないが、両科目とも、1アマ2アマに難易度の差があるとは思えない、いや、2アマの工学のほうが難しかったような気もする。大学3年の実験で1回だけいじった記憶のある熱電対とやらを復習。熱線ね。エミッタからベースに電流が流れることくらいはだれでも知っているPNP型トランジスタは、コレクタからベースにも電流が流れるのね。その他ここに書くのは割愛するが、自分のノートにはしっかり記入。まとめると、オーソドックスな問題というか、吉川さんの本みたいな本でしっかり勉強していれば合格できる(決して「完答できる」ではない)ような試験ではあったが、重箱の隅をつつくような問題や、逆に上っ面の公式でなくものごとの本質に立ち返らされるような問題も見受けられ、今後プロ資格に挑むにあたっては、しっかり理解しておかねばならないと悟る。やはり、1アマ工学の、LCR並列回路のQの導出が、最重要だ。法規では「総務省令で定める工事設計の軽微な事項についての変更」の問題だ。今まで見てきた問題では、その軽微な事項*でない*場合だけが問題になってきたからだ。裏をかかれた形だ。

某大規模掲示板群の上級ハム受験スレでは、5年ほど前は答えごと丸暗記でも合格できたとか書かれているが、現状は決してそんな生やさしいものではない。法規はともかく、工学は解き方までを理解して初めて合格の必要条件が成立すると考える。1アマ所持者が今回の2アマを受験しても、合格できないかもしれないともいう。アマチュア無線という趣味自体が日本では下火だし、電気・電子技術者の技能・技術を示す資格の登竜門としても、その座を情報処理試験に持っていかれている現状。そんな現状にあたって、電気・電子工学をきちんと勉強して理解することを要求する今回の問題、資格の威厳を中身で盛り返そうとしているだけでなく、いわゆる「理科離れ」への挑戦を、出題者が必死にしようとしているように感じられる。試験問題で出ることが、だれにとってもすぐに役に立つとは限らないだろう。しかしながら、今のこの時代こそ、こうした資格への挑戦が、科学技術への興味や理解の促進につながるのではないだろうか。それに、理科だけでなく、社会勉強の要素も含んでいる。世のお父さん、お母さん、先生方に、是非、こういう世界があることを子どもたちに案内してもらいたい。

工学は、いままでやったことがすべて陸技の出題範囲であり、二度と同じ過ちをせぬよう、すべて復習対象だ。一方法規には陸技で出ないアマ特有の問題もあり、そういう法規の問題は(陸技の試験勉強を優先する意味では)後回しだ。だが、7N4RAFのオペレータ兼免許人としては、アマチュアの法規も折に触れて復習するつもりだ。法規集、備え付けてますか?